阪神・坂本 日本一奪還へ目指す「何がベストなのかというプレーをした結果」の守備率10割 現状維持1億円で更改

 契約更改を終えて会見する坂本(撮影・立川洋一郎)
 契約更改後、会見の席へ向かう坂本(撮影・立川洋一郎)
 契約更改を終えて会見する坂本(撮影・立川洋一郎)
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 阪神の坂本誠志郎捕手(32)が15日、西宮市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億円でサインした(金額は推定)。来季は4年契約の2年目となる。今季は正捕手としてリーグ優勝に貢献し、ベストナインやゴールデングラブ賞も獲得。連覇を目指す26年は守備の勲章を追い求めていく。

 坂本といえば、巧みなリードと球界屈指のフレーミング技術が長所。一方で23年も25年も守備率は・997だった。近年のセ・リーグでは22、23年にヤクルトの中村悠が守備率10割を達成。「もちろん10割なのが一番」と狙いを定める。

 ただ、安全策で失策や悪送球をせずに守備率10割だと意味がない。時にはリスクを負ったプレーも求められる。「何がベストなのかというプレーをした結果、10割だったらいいなという感覚なので」。野球人として、さらなる高みを目指すためにもレベルアップを誓った。

 この日も、球団とは日本シリーズで戦ったソフトバンクとの“差”について意見を交わした。今季まで同僚だったデュプランティエも退団決定。日本一奪還へ戦力を上積みするためには、各個人の覚悟が必要だ。

 「誰かが抜けるということは誰かのチャンス。そのチャンスは誰にでもある」。女房役として、チームの中心選手として、自身も成長しながらけん引していく。

 ◆捕手の守備率10割 直近では2023年のヤクルト中村悠平で阪神では93年の関川浩一が記録。2リーグ分立後は両リーグで計18人(20度)記録されている。なお、捕手の規定試合数は出場72試合。

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