阪神 DeNA撃ち万全!森下連日マルチ、佐藤輝&大山競演安打 藤川監督「不安なくいける」

 阪神の藤川球児監督(45)が12日、森下翔太外野手(25)らバッター陣に、準備万全の太鼓判を押した。甲子園球場での全体練習で実施したシート打撃で主軸が快打。天候不良により主力組のみやざきフェニックス・リーグへの参加は見送られたが、実戦形式の打撃練習でしっかりと調整。DeNAと戦うことが決まった15日からのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージへ、クリーンアップを中心とした猛虎打線に不安材料は見当たらない。

 藤川阪神への挑戦権をかけた横浜決戦では、初回から5点を取って取られての壮絶な乱打戦が展開した。CSファイナルSでもDeNAとの打ち合い上等-。そう思わせるくらいに、虎打線のコンディションが上がっている。

 当初の計画では主力組も宮崎入りして、11日から実戦を2試合こなす予定だったが、悪天候が予想されたために急きょ取りやめとなった。予期せぬハプニングにもチームは泰然自若。“代替案”として甲子園で2日間実施されたシート打撃で、今季リーグトップのチーム防御率2・21を誇った強力投手陣を相手に、クリーンアップをはじめとする打者陣が実戦感覚を取り戻した。

 指揮官の目にも状態の良さが頼もしく映る。「攻撃面に関しては、15日から不安なくいけると思います」。3日後に迫ったCSファイナルS初戦。ファーストSを勝ち上がってきたDeNAを、甲子園で迎え撃つ準備は整った。

 11日には佐藤輝と大山が豪快弾をマークしたが、この日もそろって快音を響かせた。佐藤輝は1死走者なしの4打席目に、島本から右前打。大山も右前打で続いて、不動の4、5番コンビが連打を見せた。

 森下も負けてはいない。佐藤輝と大山のチャンスメークを受けた1死満塁の3打席目。二遊間を鋭く破って2点適時打を放った。4打席目もマルティネスから左前打。2日連続での適時打&マルチ安打となった。「いいピッチャーとできるので。より高い意識を持ってやっています」という心構えで取り組んだ、虎投手とのシート打撃。2日間で5本の安打を重ねても、「まあ、ぼちぼちって感じですね」と満足はしていない。

 「もっとできるなっていう部分が、自分の中では強くある。もうちょっといい形に持っていきたいなと思っています」。さらなる高水準を目指して「構えとか姿勢とか」と改善ポイントを自覚している。DeNAを撃破してのCS突破へ。残された時間はわずかとなっても、猛虎の中軸の向上心は尽きない。

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