阪神・栄枝 3ラン含む3安打 CSで1軍返り咲きへ「戦力として貢献できるように頑張りたい」
「ウエスタン、阪神3-1オリックス」(27日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
クライマックスシリーズ(CS)のメンバー争いに向け、打撃で存在感を示した。阪神・栄枝裕貴捕手が2号3ランを含む3安打3打点と躍動した。
0-0で迎えた五回2死一、二塁。芦田の内角高め直球を捉えた。巧みに腕をたたんで内側からバットを振り抜いた。打球は左中間スタンドへ一直線。先制弾で球場を沸かせた。23日の広島戦(SGL)でも一発を放っており、降格後2本目。「甘い球だったので打てて良かった」と手応えをにじませた。二回は左前打、四回にも中前打と打力での貢献が光る。
守備では初回先頭で出塁を許した茶野の盗塁を鋭い送球で阻止。九回までマスクをかぶり、投手陣を1失点勝利に導いた。それでも「満足はしていない」と慢心しない。
19日に登録を抹消されたが、出場機会を求めて2軍で持ち味を発揮してきた。「落ちてきた時は球が見えていなかった。(今は)いい感じ」と手応えをつかみつつある。「チームの戦力として貢献できるように頑張りたい」。CSでの1軍返り咲きを目指す。
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