阪神・大竹 3年連続2桁勝利へ「もう何も変えない」 移籍1年目から達成なら日本人左腕で球団史上初
阪神・大竹耕太郎投手(30)が24日、3年連続2桁勝利へ自然体を強調した。甲子園での投手指名練習に参加し、「もう何も変えないし、普通に行きます。1勝目だろうが10勝目だろうが、やることは変わらないと思いますね」と汗を拭った。
大竹は2022年の現役ドラフトでソフトバンクから加入。23年に12勝を挙げて18年ぶりリーグ優勝に貢献すると、昨季は初の規定投球回に到達して11勝を挙げた。今年はケガで開幕から出遅れたが、5月に1軍ローテに復帰。前回18日・広島戦(マツダ)で5回2失点と鯉キラーぶりを発揮して、3年連続2桁勝利にリーチをかけていた。
阪神の日本投手で移籍1年目から3年連続2桁勝利を達成すると、小林繁(5年)以来、左腕では球団初となる。それでも左腕に気負いはない。
「CSとかあるので。記録にモチベーションは求めていない。見に来てくれる人に喜んでもらえるように投げるだけ」。秋晴れの下、甲子園のマウンドで投球練習を行い、準備は万全だ。自身のレギュラーシーズン最終登板を白星で飾る。(杉原史恭)
◆移籍初年度から3年連続2桁星なら球団左腕初 移籍初年度から連続シーズン2桁勝利最長は1979年巨人からトレードで加入した小林繁の5年連続で1979年=22勝、80年=15勝、81年=16勝、82年=11勝、83年=13勝。次いで南海から加入した江本孟紀の4年連続で76年=15勝、77年=11勝、78年=11勝、79年=12勝。ちなみに藤村隆男が40年に阪神入団、46年からパシフィック(太陽)などでプレーした後、阪神に復帰した49年から6年連続(16勝、11勝、16勝、25勝、21勝、11勝)を記録。以上3投手はいずれも右腕。
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