【糸井嘉男氏の眼】阪神・早川は腕がワンテンポ遅れて出てくる ゴロアウト量産の要因を解説

 力投する先発の早川(撮影・西田忠信)
 先発し力投する早川(撮影・山口登)
 ライトスタンドのファンに手を振る早川(撮影・飯室逸平)
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 「阪神4-0DeNA」(19日、甲子園球場)

 甲子園初先発となった阪神・早川太貴投手(25)が、6回6安打無失点で2勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏(44)は「独特な投球フォーム」がゴロアウト量産の要因だったと分析した。

  ◇  ◇

 早川投手は素晴らしいピッチングでしたね!DeNAとは5回無失点で初勝利を挙げた8月27日以来の対戦でした。相手も十分に対策をしてきた中で、再びゼロに抑えて勝ったことに大きな価値があると言えます。

 甲子園初登板ということもあって、立ち上がりは少し硬さも見られました。初回無死一、三塁のピンチを背負いましたが、1死から最後は狙い通りの併殺打で切り抜けました。これで気持ち的にも乗っていけたのではないでしょうか。

 早川投手の良さは独特な投球フォームにあります。左足が地面に着いてから、右腕がワンテンポ遅れて出てくるようなリズムで、バッターは体勢が前に出されるような感じになります。3度の併殺を含む、ゴロアウトを量産できた要因でもあったと感じました。

 3試合ぶりにスタメン復帰したテルですが全く問題ないでしょう!ヒットは出ませんでしたが、表情も良く、守備では体がよく動いていました。三回に蝦名選手の打球をダイビングキャッチしたプレーは素晴らしいパフォーマンスでした。

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