阪神・前川「このままじゃ終われない」25打席ぶり安打 1軍昇格&CSへ「結果を出さないと」
「ウエスタン、中日4-8阪神」(15日、ナゴヤ球場)
ようやく長いトンネルを抜け出した。阪神・前川が25打席ぶりに安打を放った。待望の一本にも「ヒットは出ましたけど、全然まだダメなので」と笑顔はなかった。
3点を追った六回1死一、二塁。相手失策からたたみかけた流れに乗じて、左腕・マラーの外角直球を右前へ運び、満塁へチャンスメーク。その後の大量得点につなげた。「(フォームなどは)試行錯誤しているんですけど、なかなかうまくいかない。だいぶ歯車が狂ってしまっているので、自分の結果が出るバロメーターに持っていかないと」と現状に焦りを覚えている。
安打が出なかった期間は「悔しいですけど、落ち込み過ぎずに、後ろ向きにならずにできていた」と言うが、「結果を出さないといけない立場」と責任感も感じていた。
「結果を出さないと1軍じゃ戦えないし、このままじゃ今年も終われない。もう一回、2軍で結果を残して、1軍でやらないといけない」。CSの出場に向けて「結果」という言葉を強調した若虎。次戦に向けてふんどしを締め直した。
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