阪神2軍・川原 1カ月ぶり登板でピンチ断った 入魂4球山中斬り 平田監督「一球一球に魂がこもっている」
「ウエスタン、阪神2-11オリックス」(9日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
度重なる故障に苦しんだ左腕が再びマウンドの土を踏んだ。阪神・川原が1カ月ぶりに登板。ビーズリーの招いたピンチを断ち切った。
先発右腕が制球に苦しみ、7点目を奪われたところでマウンドへ上がった。なおも2死一、二塁と緊迫した場面。「今日投げることは決まっていなかった。こういう展開があったら自分が来る」と準備を整えていた。ここで対峙(たいじ)したのは山中。わずか3球で追い込むと、4球目の変化球で空を斬らせた。
今年は苦しい時間を過ごした。春先から調子が上がらず、6月5日時点で防御率は6・64。さらに持病の左肩痛を発症し、実戦は遠ざかった。8月2日のオリックス戦(SGL)で復帰を果たしたが、左肩痛を再発。リハビリを続け、この日復帰した。
平田2軍監督は「一球一球に魂がこもっている」と川原らリハビリから復帰した選手をたたえた。「時期も時期だし、最後まで頑張る意味も込めて投げました。結果が欲しい。1試合1試合準備していきたい」と左腕。結果を求めて腕を振っていく。
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