阪神・藤川監督「選手たちが強いわ」と第一声 「最高です」V手応えは交流戦の連敗が止まる前「負けることが平気になった」
「阪神2-0広島」(7日、甲子園球場)
阪神が2年ぶり7度目のリーグ優勝。1990年巨人の「9・8」を上回り、NPB史上最速Vとなった。
藤川球児監督が就任1年目で、歴史的Vへ導いた。ナインの手で5度宙に舞うと、場内からは球児コールも巻き起こった。他球団を寄せつけず、一気に頂点へ駆け上がった。
藤川監督は優勝インタビューで、感無量の表情を浮かべ「選手たちが強いわ」と第一声。笑みを浮かべ「ファンの皆様の応援があってここまできました。最高の気持ちです」と感謝した。
シーズンを振り返り「本当に心強い選手たちです」と頼もしげ。チームの手応えについては「交流戦の連敗(7)が止まる、少し前ですかね。負けることが平気になったんですよね。これだけの大声援、叱咤激励が自分の力に代わる。タイガースに育てていただいた。叱咤激励、ドンとこいと、自分が強くなりました」とうなずいた。
昨秋キャンプから「凡事徹底」をテーマに、隙のないチームを作り上げた。昨年目立った失策数は大幅に減少。村上、才木の先発2枚看板が抜群の安定感を誇り、リリーフ陣も石井が無失点記録の日本記録を樹立。守護神岩崎もしっかり30セーブをマークした。
攻撃陣も覚醒した4番佐藤輝を中心に、1番近本、2番中野、3番森下、5番大山を固定。故障者が続出した他球団とは対象的に、主力の離脱者を出さないマネジメント力も光った。
次なる目標は2年ぶり日本一。10月15日からCSファイナルステージ、その先の日本シリーズを見据えた戦いが始まる。
大歓声を受け、「我々がリーグチャンピオンです。この後のファイナルステージ、クライマックスは別のステージになります。リーグチャンピオンは絶対に消えない。この誇りを胸に、また別のゲームを戦っていきます」と意気込んだ。
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