【藤田平氏の眼】もう阪神・森下の打撃に心配いらない 自力でひとつの大きな壁を乗り越えた

 「中日5-7阪神」(4日、バンテリンドーム)

 阪神が7投手による継投で逃げ切った。佐藤輝の36号2ランで先制し、七回には近本、森下の二塁打などで4得点。中日の追い上げをしのぎ、優勝へのマジックを「4」とした。また、今季の3位以内が確定。13度目のCS進出を決めた。デイリースポーツ評論家の藤田平氏は森下に注目。中日3連戦で本来の姿を取り戻したと復調に太鼓判を押した。

  ◇  ◇

 森下がこの中日3連戦で本来の姿を取り戻した。狙い球の絞り込みがよく、打てる球、ヒットにできる球にしっかりスイングをかけていた。フォームのバランスの良さも目立っていた。

 少し調子を落としていた時期は、ボール球に手を出したり、詰まったりするなど、オーバースイング気味にもなっていた。ヒットにしづらい球に手を出していたことに加えて、タイミングも合っていなかったから、どうしても力任せの部分が顔をのぞかせていた。強引な打撃と言えばいいのかな。

 佐藤輝も同じく調子を上げてきており、3、4番が好調であれば、必然的に得点力もアップする。優勝が目前に迫っている中で、阪神は他チームと比較してすごくいい形で攻撃することができている。

 森下に関して言えば、自力でひとつの大きな壁を乗り越えたと言っていいんじゃないか。気候的な暑さという問題はあるけれど、優勝に突き進んでいく残り20試合という状況を考えれば、もう森下のバッティングに心配はいらないと言える。

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