阪神 3連勝で優勝マジック「6」佐藤輝35号V2ラン→「自分が一番ビックリ」熊谷プロ初アーチ!村上が六回途中3失点で自己最多11勝目

 「中日3-5阪神」(2日、バンテリンドーム)

 阪神が中日に大勝し3連勝。2年ぶりのリーグ優勝に向けたマジックナンバーを1つ減らし「6」とした。三回、佐藤輝の35号2ランで先制。直後には熊谷のプロ初アーチも飛び出すなど、序盤から試合を有利に進めた。投げては先発・村上が6回2/3を6安打3失点で、自己最多11勝目(3敗)を手にした。

 試合は序盤から動いた。三回、佐藤輝が1死一塁で打席に立つと、中日の先発・マラーの浮いたツーシームを完璧に捉えた。見逃せば高めのボール球だったが、打球は放物線を描いて右翼席に飛び込んだ。今季、バンテリンドームでは6本目の本塁打。通算35本塁打は球団の生え抜き選手として、1985年の掛布、岡田以来40年ぶりの快挙となった。

 さらに続く1死一塁では熊谷が2ランを放つ。マラーの内角低めカットボールをすくい上げると、高く舞った打球は広いバンテリンドームの左翼席へと飛び込んだ。大卒8年目、プロ232打席目での記念すべき初アーチに「コンタクトする意識で打ちにいきましたが、思いのほか飛んでくれました。入ってくれて嬉しいです!」と語った。

 一方、先発の村上は大量援護を背に、序盤から危なげない投球で試合を作った。だが七回、3連打で1点を失うと、さらに2死二、三塁から代打・大島に2点適時打を浴び、ここで途中降板。続く2死一塁のピンチで、及川が岡林を中飛に抑えた。八回以降は岩崎、石井とつなぎリードを守った。

 ヒーローインタビューで熊谷は「行くと思わなかったんで、ビックリした気持ちでしたけど。うれしかったです」と語った。「後ろにつなごうという気持ちで打席に立っていたんで、最高の結果になってよかったです」と明かし、「本当に入ると思わなかった。自分が一番ビックリしている」。マジックは6となり「一つでも勝ってマジックを減らせるように」と力を込めた。

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