阪神が接戦を制す 延長10回に熊谷が決勝打 ヤクルト戦通算1000勝
「ヤクルト1-3阪神」(22日、神宮球場)
首位を走る阪神が延長にもつれ込んだ接戦を制し、ヤクルト戦通算1000勝に達した。
同点で迎えた十回1死満塁で熊谷が決勝打を放った。球団としては中日(1リーグ時代を含む)、DeNAに次いで3チーム目の大台到達。また、対ヤクルト戦で3年連続の勝ち越しを決めた。
打線は1点を追う五回、先頭の高寺が三塁線を破る二塁打でチャンスメーク。坂本の三ゴロで三塁に進むと、続く熊谷の三ゴロを村上がトンネル。相手のミスにも助けられる形で同点に追いついた。
一方、先発の高橋は1球に泣いた。序盤から好投を続けてきた中で四回、1死から村上に左中間席へ痛恨のソロを被弾。初球、高めに浮いたツーシームを狙い打たれた。2021年10月8日・ヤクルト戦以来4年ぶりの被弾。高橋は両膝に手をついて悔しがった。
それでも味方が直後の五回、同点に追いつくとも追加点は許さない。150キロを超える直球を軸に、今季最多11三振を奪って神宮の虎党を魅了した。2桁奪三振は21年10月4日・巨人戦(11奪三振)以来4年ぶりだった。6回3安打1失点。無四球で降板。勝敗こそつかなかったが、しっかりと先発の役目を果たした。
降板後は「ストレートの感覚もよく相手が嫌がっているのも感じました。だからツーシームや変化球を有効的に使うことができ三振も増えたのかなと思います」とコメント。「先制点は与えてしまいましたが、どの球種でもストライクも取れて、全体的にはいい投球ができたと思います」と手応えを口にした。
野球スコア速報
関連ニュース





