【糸井嘉男氏の眼】新庄監督は人を楽しませる達人
「マイナビオールスターゲーム2025・第1戦、全パ5-1全セ」(23日、京セラドーム大阪)
全パが着実に得点を重ねて全セに快勝した。全パは二回、周東の右前適時打で先制。続く三回には頓宮が左翼ポール直撃の3ランを放って突き放した。また、三塁ベースコーチを務めた新庄監督が特注サングラスでスクイズのサインを送り、左腕モイネロが右投げでファビアンを打ち取るなどファンを楽しませた。話題豊富な球宴第1戦をデイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏が語った。
◇ ◇
オールスターはやはり最高の「お祭り」ですね!普段は見られない選手の顔が見られて、ファンの皆さんも楽しめたのではないでしょうか。
テルをはじめ、阪神の選手にとってもいいリフレッシュになったと思います。いつもは会話することのない選手と話すことで得られるものも多いはず。僕は09年に初出場しましたが、周りはスーパースターばかりで、すごく緊張しました。そんな中で松中(信彦)さんにいろんなバットを持たせてもらったりして、かけがえのない時間になったことを思い出します。
驚いたのはモイネロ投手です。左投手が右で投げて、しかも球速は124キロも出ていました。利き腕と逆で簡単に出せる数字ではありません。身体能力のすごさは、まさしく超人ですね!
新庄さんもさすがでした!電飾文字が表示される特注のサングラスは、引退を表明していた06年のオールスターをほうふつとさせました。あの時はベルトでしたね。04年にはホームスチールもありました。いつもファンを第一に考えていて、人を楽しませることに関しては本当にすごい方だと改めて感じました。
野球スコア速報
関連ニュース




