選手間投票の結果が３日に発表され、阪神からは佐藤輝明内野手（２６）、近本光司外野手（３０）、森下翔太外野手（２４）が選ばれた。すでにファン投票で出場が決まっている１２選手以外では、パ・リーグ遊撃手部門の楽天ドラフト１位・宗山塁内野手（２２）＝明大＝ら７選手が新たに選出された。監督選抜は７日に発表され、セ、パ最後の１人を選ぶ「プラスワン投票」の結果が出る１６日に全選手が出そろう。

　阪神の３選手はファン投票とのダブル選出となった。森下はファン投票で１２球団最多の７７万８１３０票を獲得し、外野手部門で初選出。選手間投票も佐藤輝と並んでセ・リーグ最多の３８８票を獲得し、初選出となった。「自分の中ではもっとすごい選手がいるんじゃないかなって思いますけど、その中でも多くの選手が選んでくれたというので、自信にもなります」と笑顔を見せた。続けて、「初めてですけど、オールスターで堂々とプレーしたい」と意気込んだ。

　近本は「選手からも選んでいただけたのは素直にうれしく思います」と喜んだ。話したい選手には、選手間投票で選出された同学年の巨人・吉川を挙げ、「シーズン中もよくしゃべりますけど、また違う雰囲気で、もう少し野球のことだったり、守備から見て僕のバッティングについて感じることがあれば聞きたい」と心待ちにした。

　三塁手部門で選出された佐藤輝も、「同じ舞台で活躍している選手に選んでもらえるというのは光栄だと思っている。うれしいです」と喜びを語った。