阪神 森下の神走塁で4連勝!ベンチを出て絶叫&渾身のガッツポーズ 甲斐のタッチをかいくぐる

 「阪神1-0巨人」(2日、甲子園球場)

 阪神が八回に奇跡の走塁で先制点を奪い、1点リードを守り切って4連勝。森下の好走塁が光った。

 八回2死一、二塁から大山が放った遊ゴロが泉口の前でイレギュラー。泉口の肩に当たる形で大きくはずみ、二塁走者の森下が一気にホームを狙った。

 だが回り込んだスライディングでホームベースにタッチできておらず判定はアウト。だが藤川監督がリクエストを行使。映像では戻ってホームベースをさわった森下に甲斐がタッチできておらず、判定がセーフに覆った。

 森下はベンチを飛び出して絶叫しながら渾身のガッツポーズ。甲子園のスタンドも興奮のるつぼと化した。最終回を守護神の岩崎が締め、今季の巨人戦で10勝に到達。15回戦未満の2桁勝利到達は1962年以来だ。

 お立ち台に立った大竹は「神の手」と称し、森下は「必死で走っただけなんで」と語った。

 阪神・大竹と巨人・井上の両先発による投手戦。大竹は初回に1番・丸に左前打を許すなど1死一、三塁のピンチを招いたが、4番・吉川を遊飛、5番・増田陸を左飛に封じた。二回にも、先頭・中山に中前打で出塁されたが後続を寸断した。

 両チーム無得点で迎えた八回には先頭の代打・キャベッジに二塁内野安打。続く丸に投手への今季初犠打を許されて1死二塁とされるもオコエを遊ゴロ、泉口を左飛に封じてピンチをしのいだ。6月29日に30歳の誕生日を迎えた左腕。粘りの投球が光った。

 打線は好機を生かせない場面が目立った。この日の先発オーダーは豊田が「6番・左翼」で6月15日・楽天戦以来のスタメン。また、3試合連続で森下が「3番・右翼」、佐藤輝が「4番・三塁」、森下が「3番・右翼」だった。

 二回2死二塁の場面では坂本が空振り三振。さらに三回2死三塁では森下が二飛。五回1死一塁の場面では打席の大竹がカウント1ストライクからバスターを試みるも空振り。結局、スリーバント失敗に。次打者の近本が左前打で2死一、二塁と好機を拡大したものの、中野が三直に倒れて無得点に終わり決定打に欠いた。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス