阪神・藤川監督が初回リクエスト成功 神宮の虎党大歓声 伊藤将が巧みなピックオフプレーでピンチ脱出

 「ヤクルト-阪神」(29日、神宮球場)

 阪神先発・伊藤将司投手が初回に招いたピンチで見せたピックオフプレーが、リプレー検証の結果、判定が覆ってアウトとなり、立ち上がりを無失点で切り抜けた。

 森下の先制13号ソロで1点の援護をもらっての初回マウンド。赤羽の右前打とオスナへの四球で、2死一、二塁とした。増田へはカウント2-2として、5球目の投球前に一塁けん制。一塁走者・オスナが右手を伸ばして頭から帰塁すると、判定はセーフ。すかさず大山が手を挙げてアピールし、藤川監督がリクエストを要求した。

 リプレー検証の結果、オスナの手がベースに着くよりも大山のタッチが早く、判定が覆ってアウトに。その瞬間、虎党で埋まった左翼スタンドから歓声が起きた。

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