阪神が延長で敗れ連勝が2で止まる 十回登板の及川が代打・石塚に決勝打浴びる 苦手ソフトバンクに惜敗
「阪神1-2ソフトバンク」(20日、甲子園球場)
阪神が延長戦を落とし、連勝が2で止まった。十回、3番手の及川が代打・石塚に勝ち越しの適時二塁打を浴びた。
この回、先頭の野村を二塁内野安打で出塁させると、続く牧原の送りバントで得点圏に走者を背負う。続く代打・嶺井の中前に抜けそうな打球を、二塁・中野が横っ跳びの好捕。一塁でアウトにした。だが、さらに代打・石塚に対して初球。高く浮いた直球を右中間に運ばれた。
今季、開幕からフル回転が続く左腕は5月22日の巨人戦(甲子園)以来、登板11試合ぶりの失点。好投を続けてきた中で、悔しい今季2敗目になった。
試合は阪神の先発・村上、ソフトバンクの先発・モイネロの投手戦となった。村上は初回に1死から佐藤、柳町に連打を浴びると、栗原の併殺崩れの間に失点。序盤、不安定な立ち上がりだった右腕を、遊撃の小幡や中堅・近本が好守で救った。
二回、先頭・牧原大の右翼線二塁打で無死二塁。続く海野は中前にフラフラッと落ちそうな打球を放った。だが、近本が俊足を飛ばしてダイビングキャッチ。安打を確信した二走・牧原大はすでに三塁を回っており、捕球した近本が二塁に送球して併殺とした。
一方、モイネロに対して打線は1点を追う五回、先頭の近本、中野の連打で作ったチャンスから森下、佐藤輝の中軸が倒れて迎えた2死一、二塁。モイネロから中前打を放ち、試合を振り出しに戻した。
「打ったのはチェンジアップ。みんなで繋いで作ったチャンス、何とか得点につなげたいと打席に入りました」
チームとしてモイネロには前回対戦まで通算で9回2/3を無得点。打率・206に抑えられていた中、この1本が初得点にもなった。
ソフトバンクにはこれで通算28勝40敗4分けとなった。2021年から4シーズン連続カード負け越し中。最後のカード勝ち越しは2012年シーズンで、11シーズン連続勝ち越しなしと苦手にしている。
野球スコア速報
関連ニュース




