阪神は延長サヨナラ負けで泥沼5連敗 5時間超の死闘を落とす 5戦連続の逆転負けは49年ぶり歴史的屈辱 桐敷は2戦連続の背信投球

 「楽天5-4阪神」(14日、楽天モバイルパーク)

 阪神が十回に痛恨のサヨナラ負けで泥沼の5連敗。強い雨が降る中で、5時間10分に及んだ死闘を落とした。悪夢を見るような5試合連続の逆転負けは、1976年8月以来49年ぶりの屈辱。リーグ首位を走るチームに試練の時が訪れた。

 十回は森下、佐藤輝の好プレーで2死。だが、岩貞が連打で2死一、二塁のピンチを招き、石原の一打は左前へ。懸命にチャージした左翼手・森下はハーフバウンドでの難しい打球処理となり、ボールがこぼれる間に決勝点を奪われた。

 試合が暗転したのは2点リードで迎えた七回だ。3番手の桐敷が誤算。先頭の中島に二塁打を浴びると、代打・鈴木大には四球を選ばれた。続く村林には右前に運ばれ、まずは1点を失った。さらに小深田に送りバントを決められると、処理を焦った桐敷が一塁に悪送球。犠打失策で満塁となり、浅村の左前打で同点とされた。

 止まらない流れに、藤川監督は交代を決断。無死満塁で登板したネルソンが代打・渡辺佳に中犠飛を浴び勝ち越しを許した。雨の影響でコンディションも悪かったが、阪神にとっては“魔の七回”になった。

 桐敷は10日の西武戦で、2点リードの八回に登板。4失点で今季初黒星を喫した。同戦以来の登板で2戦連続の背信投球。絶対敵な安定感を誇ってきたリリーフ陣が苦戦を強いられている。

 試合は序盤、この日も阪神ペースだった。三回2死一、二塁で豊田が2点タイムリー二塁打。豊田は前日までプロ通算で1打点。スタメンではプロ初の打点を記録した。

 九回は昨季まで同僚の加治屋を攻め、1死満塁から糸原の押し出し四球で同点。だが、さらに続いた絶好機で小幡が4-2-6の併殺に倒れた。

 一方、先発の大竹は序盤かららしさ全開の投球。2点リードの五回に1点は失ったが、最少失点で切り抜けた。勝利投手の権利を得て5回4安打1失点で降板となった。

 チームとしてリリーフの登板2試合連続失点は今季初。13度目の逆転負けは12球団単独ワーストとなった。さらにも楽天戦はこれで6連敗。長いトンネルから抜け出せないでいる。

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