阪神・熊谷 隅田撃ち スタメン起用に奮起「気合で打ちました」出場2試合連続打点 四回バント失敗は猛省
「西武4-2阪神」(10日、ベルーナドーム)
もう伏兵とは言わせない。阪神・熊谷の頼もしさが日に日に増している。「チャンスを作ってくれたんで、かえすだけでした。気合で打ちました」。難敵左腕からの先制打。自身初の出場2試合連続打点で、序盤から虎のベンチをお祭り騒ぎにした。
両軍無得点の二回2死一、三塁。隅田の150キロ直球をきれいに流し打った。右前への先制適時打で主導権はガッチリ。「集中した結果がつながったんで良かったですね」。すかさず次打者・近本の3球目に二盗成功。バットでも足でも貢献してみせた。
ただ、試合後に言葉の大半を占めたのが反省だった。「次の打席でバント失敗しているんで、意味ないかなと思いますね」。四回無死一塁ではバントで2度のファウル。最後はフルカウントから空振り三振で一走・梅野も二盗失敗と、チャンスを広げられなかった。
求められる役割を理解しているからこそ、小技のミスに悔いが残る。「2打席目のバントが全てかなと思う。失敗して流れも悪くなった。そこはしっかりと決められるようにやっていきたい」。一本だけで浮かれない。チームも敗れ、表情をグッと引き締めた。
交流戦に入り、出番は確実に増えている。まだ5試合もDHありの試合が続く。「常に準備をして、どこでも守れるように出たらアピールするだけ。しっかりやっていきたい」。勢いはある。何としても定位置をつかみたい。
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