阪神 まさかの逆転負けで連勝は4でストップ 八回に暗転、桐敷4失点で20試合ぶり自責点

 「西武4-2阪神」(10日、ベルーナドーム)

 阪神が西武に逆転負けを喫し、連勝が4でストップした。2点リードの八回、3番手で登板した桐敷が4失点。12球団トップの防御率を誇る投手陣が踏ん張れず、まさかの暗転で才木の6勝目もスルリと消えた。

 この回、登板した桐敷は西川、滝沢に連打を浴びた。続く牧野には送りバントを許さず、ピンチを脱したかに見えたが…。ネビンに右翼線を破られ、まずは1点を失った。さらに外崎を申告敬遠後、源田、山村にも連打を浴びて一気に勝ち越しを許した。

 藤川監督はここで漆原にスイッチを決断。なおも満塁のピンチで長谷川に左犠飛を許し、4点目を失った。桐敷は4月15日のヤクルト戦以来16試合ぶりの失点。自責点に限れば同月3日のDeNA戦以来、実に登板20試合ぶりとなった。

 試合は序盤、阪神ペースで進んだ。ここまで4連勝と勢いに乗る阪神は二回、2死一、三塁から9番に入った熊谷の右前打で先制。2-1から西武先発・隅田の150キロをはじき返した。ベンチでは藤川監督も大喜びした先制点。二回は2死三塁からヘルナンデスが右中間を破って2点目を奪った。いずれも2死からの得点。森下、佐藤輝と好調の中軸が目立つ打線の中で、下位を打つ打者の存在もチームの好調を支える。

 熊谷は「みんなでつないで作ったチャンスでしたし、どんな形でもいいのでランナーをかえしたいと思っていたので、気合いで打ちました」とコメント。ヘルナンデスは「追加点が欲しい場面だったし、ゾーンにきた球を強く打ち返すというプランを持って臨んだよ。チームに貢献することができて嬉しいし、みんなが喜んでくれてうれしいよ」と振り返った。

 一方、先発の才木は序盤から気迫の投球を見せた。最大のヤマ場は六回。西川、滝沢の連打から1死満塁のピンチを背負った。それでも代打・中村を空振り三振に仕留めると、最後は源田を二飛に抑えて無失点投球。2点のリードを守り切った。才木は94球を投げ、今季6勝目の権利を持って降板。これで登板4試合、29回1/3連続無失点と安定感が光る。

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