阪神・大山 でかしたダメ押し適時打 6試合ぶりの打点に「迷惑をかけていたので良かったかな」

 「広島0-2阪神」(31日、マツダスタジアム)

 阪神・大山悠輔内野手が17打席ぶりのHランプをともし、貴重な追加点をもぎ取った。1-0の九回、目の前で佐藤輝が敬遠され2死一、三塁。燃えないわけにはいかなかった。「あそこの1点があるかないかで、すごく違うと思った」。集中力を極限まで高めると、カウント1-2から中崎の直球を捉え、鋭いライナーを右前へ運んだ。

 価値ある一撃にも「ここまで個人的にうまくいかなかった」と反省を込める。先発の床田には完全に封じ込まれ、七回無死一塁では右飛に倒れてチャンスを広げることさえできなかった。それでも、ここぞで光らせた勝負強さ。「迷惑をかけていたので良かったかなと思う」。6試合ぶりの打点に、少しだけ胸を張った。

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