阪神が中日に競り負ける 最後は中野が見逃し三振で試合終了 バンテリンDは今季1勝4敗の鬼門
「中日5-4阪神」(24日、バンテリンドーム)
連勝を狙った阪神が中日に競り負けた。
九回は1点を返し、なお2死二塁。中野がフルカウントからの7球目、松山が投じた内角低めの155キロで見逃し三振に倒れた。
同点で迎えた八回、3番手で登板した工藤が2失点で2敗目。この回、先頭の田中に四球を与えた。続く上林はバントを狙ったがファウルになり、バスターに切り替えた打球が右翼線を襲う二塁打になった。カリステは三ゴロに抑えたが、1死後、高橋周に2点適時打を浴びた。
試合は延長十一回を戦った前日23日に続き接戦になった。初回、先発の大竹が先頭・岡林に右前打を浴びると、2死二塁からカリステの左翼線二塁打で先制点をうしなった。それでも1点を追う二回、佐藤輝が右翼スタンドに12号の特大アーチを放った。
今月5日・巨人戦(東京ド)以来14試合ぶりのアーチ。「先に点を取られてしまったので、早めに追いつくことができて良かったです。いいスイングができたと思いますし、次の打席も打てるように頑張ります」とコメントした。セ・リーグの本塁打ランキングでは2位・岡本に4本差をつけて独走状態となった。
だが続く二回、大竹が1死から木下拓、山本の連打で二、三塁を背負うと、2死から岡林に左前適時打を浴び、2点を勝ち越された。大竹は5回を投げて7安打3失点で降板。「全体的にボールが甘くなってしまい終始、走者を背負う苦しい投球になってしまった」とし、「1点で粘っていきたかったところに追加点を許してしまいましたが、しっかり切り替えてあとのイニングを粘ることができたことはよかったと思います」と収穫も口にした。
それでも2点を追う六回だ。2死一、三塁の好機で大山が左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。左翼・カリステがダイレクト捕球をアピールし、井上監督がリクエストを要求したがリプレー検証の結果、判定が覆ることはなかった。同点に追いつき、さらに2死二塁から木浪が中前打。一、三塁とチャンスを広げたが、代打・糸原が二ゴロに倒れ勝ち越しはならなかった。
野球スコア速報
関連ニュース




