阪神・大竹先生は来る者拒まず 若手らに独特練習を伝授 ドラ1伊原「引き出しになる」
「阪神5-2広島」(17日、甲子園球場)
連敗を止め首位浮上の阪神。今季初勝利の先発・大竹耕太郎投手は多様な練習法で実績を挙げ、かつ若手投手に次々と伝授している。
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どんな状況でも来る者拒まず。大竹の先生ぶりは健在だ。昨季は西純に下半身の使い方を指導。今年は春季キャンプで伊原、自身のリハビリ期間中には津田ら若手に丁寧に取り組みを教えた。
大竹と言えば独自の練習方法を持つ。はだしで体を動かしたり、棒で腕を振る動作を行ったり。見慣れないトレーニングに対して質問されると、その都度時間をかけてきちんと説明する。「本人が説明できなかったらダメだから、本人に聞いてあげてください」と、教えた内容を自ら明かさないのも大竹流だ。
平均台を使ったトレーニングを教わった伊原は、「どういう意識でやっているか、引き出しになるのでいいことを教えてもらえた」と感謝。津田は台に乗って棒を振る練習方法を教わり、「捻転をつくる動きを教えてもらって。分かりやすくて、それがきっかけで球速が上がった」と話す。
大竹はこれまでソフトバンク・和田と合同自主トレを行ってきたが、先輩は昨季限りで引退。今オフからはロッテ・小島とともに“塾長”を務める。「富田とかもそうですけど、一緒にやってるので気になる」。人に教えることで自身への学びに変えている。(デイリースポーツ阪神担当・和泉玲香)
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