「阪神２－４広島」（１６日、甲子園球場）

　阪神ＯＢの藤田平氏（７７）＝デイリースポーツ評論家＝と鳥谷敬氏（４３）がＴｉｇｅｒｓ　Ｌｅｇｅｎｄｓ　Ｄａｙ「至高の遊撃手列伝」で試合前にフィールディングセレモニーとファーストピッチセレモニーを行った。

　２人はタテジマ姿で遊撃のポジションへ。筒井外野守備走塁コーチのノックをしっかり捕球した。そのままマウンドへ向かい、ともにノーバウンド投球を披露。捕手役は現役遊撃手の木浪と高寺が務めた。

　藤田氏は自身のボールを受けた高寺へ「頑張らなあかんで。これからが勝負だから」と声をかけたといい、「ハードルを越えて、先輩２人（木浪、小幡）からレギュラーを取らないと。若さで頑張ってほしい」とエールを送った。

　鳥谷氏は「１人の選手が長く守ると、その後、次のショートが出てくるのは難しい」と説明。続けて、「今は競争が激しいので非常に大変だと思う。その中でも現状は３人で回していると思いますけど、１人ぽっと出てくると、またチームとしては底上げになるんじゃないかなと思います」と自身の後を継ぐ不動の遊撃手の台頭に期待した。