2試合連続完封の阪神・村上 「ナメた後輩」森下に宣言通り見せつけた「先輩の威厳」 森下の好守にもアシストされ
「阪神2-0中日」(10日、甲子園球場)
スタンドに詰めかけた女性ファンの声援に快挙で応えた。阪神の村上頌樹投手(26)が98球で7安打5奪三振無四球の2試合連続完封勝利。100球未満で完封する「マダックス」を達成し、両リーグ単独トップの6勝目を挙げた。
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村上が宣言通りに「威厳」を示した。2歳年下の森下とは、侍ジャパン大学代表で出会って以来の仲。プロでチームメートとなってからは、自身をイジってくることの多い森下を、村上は「ナメた後輩」と評する。「今年は先輩の威厳を出していく」-。こう森下に告げたところ、「無理だと思います。そんなことはできないです」と軽くあしらわれたが、2試合連続完封をマダックスで達成という離れ業で“偉大な先輩”の姿を見せつけた。
仲がいいからこそ軽口をたたき合う関係性だが、村上は森下のプロ意識を、「何事にも一生懸命してくれる。一生懸命ボールを追いかけて捕れなかったら、自分も仕方ないと思えます」と高く評価。この日は森下の好守にもアシストされ、偉業星をつかんだ。(デイリースポーツ阪神担当・丸尾 匠)
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