阪神・百崎 2軍戦で汚名返上3安打 20日は守備のミスで懲罰交代「守れないと使ってもらえない」

 5回、先制打を放つ百崎
 1回、百崎は中越えに二塁打を放つ(撮影・坂部計介)
 1回、百崎は中越えに二塁打を放つ(撮影・坂部計介)
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 「ウエスタン、オリックス0-1阪神」(24日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 天性のバットコントロールが光った。「2番・遊撃」でスタメン出場した阪神・百崎蒼生内野手(19)が3安打を放ち、打線をけん引した。

 初回1死から東松の外角直球を捉え、右中間を破る二塁打とした。五回は2死二塁から宮国の直球をはじき返し、決勝点となる右前適時打。1点差勝利の立役者となった。八回も片山から右前打を放ち、3安打目をマーク。規定打席に未到達ながら打率・344。「良い結果が出ています」と手応えをにじませた。

 遊撃手として雪辱の場でもあった。20日のウエスタン・広島戦では平凡な打球を後逸するなどして、事実上の懲罰交代。試合中に特守を行う異例の事態となった。この日はミスなく九回まで守り切り、攻守で活躍した。

 「守れないと使ってもらえない。まだまだですけど、また良い守備ができたら」。持ち前の打撃センスを生かすため、課題の守備を磨き続ける。

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