阪神・岡田顧問が退院 重病説否定「おー、あれな。見た見た。大丈夫やけどなあ」“岡田節”に期待!解説業など再開へ

 体調不良で開幕後の球団イベントを欠席していた阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が、球団のサポートや解説業などの活動を再開していくことが22日、分かった。療養と体力向上のリハビリを行うために入院していたが、この日退院。早ければ、近日中にもテレビ解説で“岡田節”が聞けそうだ。

 やきもきしていたファンにとっては、これ以上ない朗報だ。岡田顧問はこの日、約3週間ぶりに自宅へ戻った。

 体調不良から回復し、張りのある声で「入院してたし、まだ完璧ではないけどな。家でゆっくり過ごしながら、元に戻していく感じやな」と話した。

 一部では生死をさまようような重病説が報道されていたが、「おー、あれな。見た見た。大丈夫やけどなあ」と臆測には苦笑いも見せた。

 岡田顧問は昨季限りでの監督退任後、体調不良で入院。それでも退院してからは秋季キャンプを視察するなど精力的に活動してきた。

 今年も2月は春季キャンプ地の沖縄に2往復。長期滞在し、阪神だけではなく他球団もチェックした。3月9日・阪神-巨人のオープン戦(甲子園)では、MBSの中継で監督退任後初のテレビ解説を務めている。

 同15、16日には東京ドームで行われた阪神と米大リーグ・カブス、ドジャースとのエキシビションマッチを視察。しかし、15日からは都内が急激に冷え込んでおり、大きな寒暖差の影響で風邪の症状が出た。

 そのため、同25日に大阪市内での吉田義男氏のお別れ会に出席した際も万全ではなかった。弔辞では「監督、大事な時に声が出ないんです。体調壊して、本当もっとたくさん語りたかったんですけど、聞きづらいかも分かりませんけど、監督聞いてください」とかすれた声で話していた。

 その後も体調を整える時間がないまま、開幕前日の同27日の夜は大阪市内で阪神OB・鳥谷敬氏とのトークショーに出席。さらに翌28日は広島へ移動し、読売テレビの中継で解説を行っていた。

 体調不良の上に疲労が蓄積していったこともあって、3月末から検査も兼ねて入院。ホーム開幕の4月1日・DeNA戦(京セラ)や、甲子園開幕の同8日・ヤクルト戦での試合前イベントを欠席せざるを得なかった。

 病院では体調不良が落ち着いた後は体力向上のために、時間をかけてリハビリに取り組んできたという。「また少しずつテレビの解説とかやっていくわ」。ファンからの人気も高い“岡田節”が間もなく戻ってくる。

 【岡田顧問の最近の経過】  

 24年11月6日 大阪市内の阪神電鉄本社で「オーナー付顧問」として11月1日からの3年契約を結ぶ。

 同9日 高知・安芸での秋季キャンプを訪問。グラウンドで藤川新監督と約85分間のロングトーク。

 同30日 大阪市内での阪神のOB会懇親会に出席。23年の日本一へ導いた功績をたたえ、功労賞を贈られる。

 25年2月6日 阪神の沖縄・宜野座キャンプを初視察。

 同11日 顧問就任後、初の他球団視察として練習試合・中日-DeNA(北谷)をチェック。

 同20日 阪神2軍新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」の竣工式に出席。

 3月1日 阪神2軍メイン球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のこけら落としで始球式を務める。

 同25日 阪神元監督・吉田義男さんの「お別れの会」に出席。弔辞で大恩人と惜別。「体調壊して、本当はもっとたくさん語りたかったんですけど」などと語りかける。

 同27日 大阪市内で開催された読売テレビのトークイベントに球団OBの鳥谷敬氏と出席。

 同28日 開幕・広島戦(マツダ)で読売テレビの中継で解説を行う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス