頭部死球巡り激高の阪神・藤川監督「投げちゃダメだよってところ。当然です。危ないですから」 相手とのやり取りなどは「特にここでお話することはない」と詳細語らず
「阪神8-1広島」(20日、甲子園球場)
阪神・藤川監督が、八回1死一、二塁で広島の新人・岡本が投じた坂本への頭部死球を巡って激怒した。坂本はすぐに立ち上がって投手に向かって「大丈夫」というようなポーズを見せたが、すぐ隣まで駆けつけた藤川監督が激高。相手ベンチに“来い”と手招きし、コーチらに止められた。広島ベンチからも新井監督らが出て本塁後方付近でにらみ合った。
試合後、プロ初勝利を挙げた新人の伊原と笑顔で記念撮影に応じた藤川監督。取材で八回のシーンについて問われると「何かあった?」と言い、「デッドボールが当たってます。危ないよというところと、そこに投げないでねということですね」と振り返った。
藤川監督がここまで怒り表に出すのは珍しいが「ゲームの中ですから、特にここでお話することはないかな」と相手ベンチと言葉のやり取りがあったかなどの詳細は語らず。戦う姿勢を示して選手を守ったと指摘されると「(頭には)投げちゃダメだよってところですね。それはそれだけ。当然です。危ないですからね。ゲームの中で起こることだけれども、投げてはダメですよというところをお伝えしてるだけです」と繰り返した。
一方の広島・新井監督は試合後、「こっちは変化球が抜けて当ててしまったので申し訳ない。坂本選手、大丈夫かなと思って見ていた」と振り返った。
この場面で広島・岡本は危険球退場となり、警告試合が宣告された。坂本には代走・梅野が送られた。
試合は阪神が今季甲子園2勝目を挙げ、連敗を2で止めた。
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