阪神・藤川監督と広島・新井監督が開幕前日会見 両軍のイチオシ選手は広島が二俣、阪神が佐藤輝 藤川監督「佐藤がチームを引っ張ってくれる」
JERAセ・リーグ公式戦2025開幕前日記者会見が27日、マツダスタジアムで行われ、広島の新井貴浩監督(48)と阪神の藤川球児監督(44)が出席した。
まず両軍の監督が開幕前日の意気込みを打ち明けた。新井監督は「明日からいよいよ開幕。やっとここまで来た。キャンプからオープン戦と長く感じています。明日が待ち遠しいです。よろしくお願いします」と元気いっぱいに言葉を発した。
対して藤川監督は「私にとっても久しぶりののマツダスタジアムでできるのは非常に楽しみ。照明が変わったり、芝生も張り替えたりと興味を持って、明日の開幕戦に挑みたいと思います」と話した。
開幕戦の予告先発投手は広島が森下、阪神が村上と発表。広島指揮官は「本人にとっても初めての開幕戦の登板。緊張はすると思うけど、思い切って投げてほしい」と期待を込めた。阪神指揮官は「村上とは11月には開幕投手として伝えていました。5カ月、しっかりと今日まで過ごしてきたと。私たちのチームにとって、エースとして素晴らしい取り組みだった。明日に関しては自信を持って送り出せる」と指名理由を明かした。
2人はかつてのチームメートだった。新井監督は「まずは素直に時の流れを感じます。10年前、15年前にこういう風になるとは想像していなかった。素晴らしいクローザーだった選手です。野球に関しても独特というか自分の考えを持った方だと思う。楽しみにしたいと思います」と語った。
藤川監督は「ドラフトも同期になります」と話だし、お互いの境遇が似ていると説明。新井監督は広島から阪神にFA移籍し、再び広島へ。藤川監督も阪神から海を渡り、阪神へ戻ってきた。「人生観では似てる空気もある。相手ベンチといい勝負をしながら、ファンの皆さんに楽しんでいけたら」と心待ちにした。
開幕投手の印象について、藤川監督は「私は先に攻撃が始まりますから、球場に入った時から攻めの姿勢で襲いかかる」と宣言。新井監督は「素晴らしい投手には間違いない。簡単には打ち崩せない。しっかりと足を絡めて攻めていきたいなと思います」と機動力野球を予告した。
イチオシの選手に新井監督は二俣を指名。「オープン戦でいいものを見せてくれた。そして、いろんなポジションを守れる」と期待。藤川監督は佐藤輝と即答。「初回に必ず打順が回る。3番に入ってる佐藤がチームを引っ張ってくれると思っている」とキーマンに指名した。
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