「ウエスタン、阪神２－１広島」（１５日、日鉄鋼板ＳＧＬスタジアム）

　阪神は逆転でＳＧＬ公式戦初勝利。八回に井上の同点適時打、アルナエスの左ゴロの間に逆転に成功した。先発の富田は５回無失点と開幕ローテに向け前進した。

　平田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－今日は逆転勝利

　「今日はアレじゃない。川原が満塁のピンチでゲッツーに仕留めた。あそこでね、流れ変わったと思うし。よう粘り強く頑張ったよ。ああいうピンチのところで相手は４番打者だし。どういうピッチングを陸はしてくれるかと思ったら、堂々たるもんだよ。大したもんだ」

　－八回の併殺時は三塁の佐野が好守を見せた

「普通だよ。それより佐野は最後の九回のバントをね、しっかりちゃんと決めたっていうとこや。持ち味？この２試合で十分出してんじゃない。十分出してると思うよ佐野は」

　－アルナエスが逆転打

　「これレフトゴロになってたけどね。昨日も４安打。今日はノーヒットに終わってるけど、ああやってしぶとくヒットをね。井上は難しい。井上の走塁は、あれはもうしょうがない」

　－その井上は同点適時打を放った

　「あそこはね。井上のタイムリーなんかは、もうそのぐらい打ってくれないと困る。それまでの内容が良くないから。あそこで打つぐらいはそんな特筆するようなあれじゃないや」

　－富田はさすがの投球

　「リズムもいいし、コントロールも（いい）。長坂がね、いいリードっていうか、落ち着いて。ピンチでも、その川原の時でもそうだし、落ち着いてリードしてくれてたよ。そこはやっぱり長坂。今日はね」

　－１軍はカブス戦も勝利

　「え？どうなったの？３－０？３－０で勝ちね。練習試合とはいえこれ大したもんじゃないの」

　－カブス戦で門別は５回パーフェクト。

　「そう、それは自信が（つく）。別に富田も良かったし。最後の漆原も落ち着いてね。よかった。こんだけの寒い中、お客さん来てくれて」