阪神・湯浅“連投テスト”1回21球、最速149キロ 制球苦しみ1失点 経過に問題なければ13日リハビリ組卒業

 「教育リーグ、中日4-3阪神」(12日、ナゴヤ球場)

 昨年8月に「胸椎黄色靱帯骨化症」の手術を受け、完全復活を目指す阪神・湯浅京己投手(25)が12日、教育リーグ・中日戦(ナゴヤ)で“連投テスト”に臨んだ。全21球中、直球を17球投じて感覚を確認し、1回1安打1失点2四球。13日の経過に問題がなければ、リハビリ組を外れる見込みだ。

 一球一球、確かめるように腕を振った。並み居る強打者を封じてきた直球にはまだ遠い。それでも、復活へ向けた大きな一歩であることは間違いない。湯浅が“連投テスト”を無事に終えた。

 断続的に雨が降る中、五回に登板。先頭から11球連続で直球を投じ、最速149キロをマークしたが、制球に苦しんだ。2四球と安打で無死満塁のピンチを招くと一度、久保田2軍投手コーチがマウンドへ。直後の板山はフォークを交え左飛に打ち取ったが、続く尾田の遊ゴロ併殺崩れの間に1点を失った。

 それでも、最後は2度目の149キロ直球で辻本を右飛に打ち取り、1回1失点で降板。平田2軍監督は「まだまだ実戦の勘というところを積んでいかなきゃいけない」と話しつつ、順調な歩みに「一つずつ階段を上がっていってるっていうとこだな」とうなずいた。

 降雨中止となった前日は、実戦を想定しながら計40球のブルペン入り。サイン交換を行い、カウントをつけて打者と対峙(たいじ)した。この日の登板で連投扱いとなり、一夜明けて経過に問題がなければリハビリ組から外れる見込みだ。

 リハビリを開始した際には「また甲子園で元気に投げている姿を見てもらえるように」とコメントを残している右腕。平たんではない復活ロードを進んだ先に、戻るべき1軍マウンドが待っている。

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