【糸井嘉男氏の眼】阪神・伊原さすがドラ1 工藤はナイスマッスル!
「オープン戦、西武1-0阪神」(11日、ベルーナドーム)
阪神はドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=がオープン戦に初先発し、4回無失点で開幕ローテ入りへ猛アピール。デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏(43)も「さすがドラ1!」と称え、開幕ローテ入りについても「チャンスは十分ある」と分析した。
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オープン戦初先発の伊原投手でしたが「さすがドラ1!」という投球でした。4回無失点で12個中10個がフライアウトでしたが、やはりコントロールがいいですね。安定感があって、投げ間違いの少ない投手という印象です。緊張もあったと思いますが、落ち着いたマウンドさばきに新人離れしたものを感じました。
この日の直球は最速145キロでしたが、相手打者は球速以上の威力を感じているように見えました。甘く入ってもファウルを取れていたのは威力があるからこそ。即戦力だと改めて感じました。
開幕ローテを争う立場ですが、同じ左腕の大竹投手が間に合わず、伊藤将投手の調子が上がらないこともあって、チャンスは十分あるはず。それだけの実力を示しましたし、藤川監督も戦力として期待しています。
工藤投手は背番号24のお披露目となりました。1回を三者凡退ですか。もう、見応えしかありません。相変わらず腕は振れているし、筋肉の一つ一つを無駄なく使えています。筋肉はうそをつかない!ナイスマッスル!将来的には勝ちパターンや抑えの座を狙っていける投手だと思います。
打線は1安打無得点に終わりましたが、そういう日もあります。今日は特に相手先発の菅井投手が素晴らしかったですね。好調のテルも低めにボールを集められて打ちづらそうでした。タイガースは主力に左打者が多いので、シーズンでも左投手を当てられるケースが多くなるでしょうが、各打者が感じたことをシーズンで生かしてくれると思います。
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