阪神・森下 開幕戦で広島・森下撃つ!昨季リベンジ「1回のチャンスをものに」大谷流“逆一本足”打法で調整

 打撃練習する森下(撮影・飯室逸平)
 “イチロー”ばりの構えを見せる森下
 練習の合間に笑顔をみせる森下
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 「阪神春季キャンプ」(26日、宜野座)

 阪神・森下翔太外野手(24)が26日、3月28日の開幕戦で同姓の広島・森下撃ちを誓った。虎の新4番は、昨季苦しめられた相手にリベンジを果たし、チームに勢いを与える構えだ。また、この日のフリー打撃では後ろ足を上げて打つ“逆一本足打法”で打撃を修正。ドジャース・大谷も取り入れる調整法で、状態を上げていく。

 “森下対決”を制し、開幕ダッシュを決める。25日に広島・新井監督が、森下を開幕投手に起用すると明言。シーズン最初の相手が決まり、阪神の森下にもスイッチが入った。

 「いい投手っていうのは、もうわかってることなので、1回のチャンスをものにできるように、1打席1打席しっかり状況を見ながらやっていきたい」

 昨季は苦しめられた相手だ。11打数2安打で打率・182。右腕に対し、チームで最も多い4三振を喫した。150キロを超える直球に加え、カーブやチェンジアップと多彩な変化球を操る難敵。「どっちにしても真っすぐ中心で組み立ててくると思う。自分はどんどんゾーンにきたボールは振りたいと思ってるので、その準備をしていきたい」と力を込めた。

 この日のフリー打撃では珍しい形も見せた。打つ瞬間に後ろ足を上げる“逆一本足打法”だ。本来なら後ろ足は回すものだが、はね上げるようにして計8スイング。「左足のブレーキ感と、内転筋の回旋動作に入ったときにしっかり(前足を)止められるように。そうやらないと(バットが)インサイドから出ないので」と意図を明かした。

 この練習はドジャースの大谷や、フィリーズで昨季30発のブライス・ハーパーも取り入れている。「いろんな選手がやってるの知ってますけど、まねしたというより、自分に課題があったのでそれをやった感じ」。メジャーでMVP受賞歴のある選手と同様の方法で、打撃の微調整を図った。

 この日、村上の開幕投手が発表された。昨年12月のファンクラブイベントでは、村上から登板した試合で「援護弾7本」を要求されていたが、「忘れました」とあっけらかんとした様子。「やるべきことをやろうと思ってます」と表情を引き締めた。

 今キャンプでは、腰の張りで一時別メニュー調整もあったが、実戦復帰から2戦連発を放つなど、状態は確実に上向き。虎の新4番は残り1カ月でさらに仕上げていく。

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