阪神・森下 2戦連発!完全復活号砲 走攻守で躍動、新4番魅せた存在感 新クリーンアップで昨季日本一DeNA撃破
「練習試合、阪神9-2DeNA」(24日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
完全復活や!阪神・森下翔太外野手(24)が24日、練習試合・DeNA戦(宜野座)で、腰部の張りから復帰後2戦連発となる逆転の決勝2ランを放った。守備にも復帰し、激走も見せるなど走攻守で躍動。藤川監督が想定する「3番・佐藤輝、4番・森下、5番・大山」の開幕クリーンアップが、対外試合で初めてそろい踏みした試合で4番が存在感を示し、今年初対戦となった昨年日本一のDeNAを下した。
北谷の次は宜野座でも主役をかっさらった。森下の打球はあっという間に左中間フェンスを越え、芝生に着弾。冷え込んでいた球場が一気に熱気が帯びる。森下自身も手応えを得た一発だった。
「タイミングだったりを意識して取っていた。ホームランも風でいったけどアウトになったとしてもわりかし、いい内容のアウトだったと思う」
腰部の張りから実戦復帰した前日23日、中日とのオープン戦(北谷)では第1打席で涌井から3ラン。2日連続の衝撃が走ったのは1点を追う六回無死一塁だった。
前日に引き続き、振っていくことを意識し、左腕・庄司の初球、高めに浮いた142キロ直球を逃さない。思い切り振り抜いた打球を、左翼手、中堅手が見送る。ベースを一周し、仲間に出迎えられると、アイブラックをした目元が緩んだ。
外角寄りの球を左中間へ運んだ。オフから中堅方向へ強い打球を打ち返すことに取り組んでいるが、「理想を言えばもっともっと上の段階なんですけど」と話した上で、「アウトコースをセンターに持っていきたいとかじゃなくて、アウトコースのボールもレフトに打つ時にいい形に打てれば問題ない。全部が全部センターというわけでもない」と説明する。
この日は守備にも復帰。右翼で捕球や送球などを無難にこなした。足でも全開をアピールだ。四回1死、石田裕から左前打。続く大山の打球が右翼線に落ちるのを確認すると、一塁から一気に三塁へ激走した。
昨年日本一となったDeNAとの今年初対戦で見せた走攻守の躍動。白星に導いたが、「練習試合なのであんまり関係ないんじゃないですか」と淡々と話した。藤川監督も期待が高いからこそ、「まだまだ準備ですから。何も始まっていないので。しっかりと最終クール、関西に戻ってからもトレーニングと、まだまだ調整と強化と準備ですね」と奮起を促した。
それでも対外試合で初めて3番・佐藤輝、5番・大山とクリーンアップに座って、打線の流れをつくった森下。「まだ1試合なのでなんとも言えないけど、打線としてはすごくつながってるような試合だったかなと。うまくいかない時もいっぱいあると思うので、そういう時に自分がカバーできれば」。虎の新4番は力強くそう言い切った。
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