阪神・佐藤輝 見えた5年目の覚醒!守備力アップに手応え 送球ミス0「だいぶ安定」藤本コーチも太鼓判「技術も向上」
「阪神春季キャンプ」(11日、宜野座)
阪神の佐藤輝明内野手(25)が、守備力アップの確かな手応えを語った。藤本総合コーチも練習に取り組む姿勢と、シートノックでも目に見える変化を評価。昨秋キャンプから「連動性」をテーマにした取り組みが実を結びつつあり、5年目の覚醒が見えてきた。
キャンプ9日目。佐藤輝はまだ外野でノックを受けていない。フリー打撃で球を追うことはあるが、複数ポジション制を敷くチームで存在が際立つ。「守備で出し切る」と課題に重点を置き、早出練習からダッシュを行うなど試行錯誤の春。この日、投内連係やシートノックでも送球ミスは0と、確かな成長が見える。
「練習ではだいぶ安定感が出てきたので、あとは実戦でどれだけやれるかです。また課題が出ると思うので、その繰り返しかなと思います」。キャッチボールから「しっかり考えている」と、捕る→投げるの連動性を意識。昨年より構えを低くしたことで、捕球前の動作にも流れが生まれた。
藤本コーチは「秋から継続している姿が見えた。だからこそ技術も向上している」と太鼓判。「ボールに入る体勢が良くなっているから送球が安定していますね」と続けた。昨季はリーグワーストの23失策。目を引く変化が確かな評価に変わりつつある。「もっと練習をして、もっと安定感を出せるように頑張ります」と佐藤輝。妥協なき春が飛躍を支える。
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