阪神・前川「まずは打ってあとは守備で変わったなって言われるように」
阪神・前川右京外野手(21)が10日、デイリースポーツのインタビューに応じ、「打率3割&70打点」のクリアに向けて圧倒的な“左投手撃ち”を誓った。体重4キロ増で臨んだ今キャンプは和田1・2軍打撃巡回コーディネーターと打撃改革に取り組むなど、さらなる飛躍へ歩みを進めている。正左翼手争い最有力候補が、21歳らしい一面や秘める闘志を明かした。
◇ ◇
-選手とのコミュニケーションは増えているか。
「めっちゃ増えたっすね。1軍でチカ(近本)さんとかその辺の選手とコミュニケーションを取ることはめっちゃ増えたんで、勉強になっています」
-特に話す人は。
「基本的に中野さんに話を聞きに行きますね」
-理由は。
「バッティングで左バッターで、右バッターに聞くとちょっといろいろあるんですけど、同じ左で聞けたらなと思って聞いています」
-どんなことを聞く。
「コンタクト、バットの出し方、タイミングの取り方、対投手での待ち方。そういうところですかね」
-1、2軍を経験しているからこそいろんな人と話ができる。
「それはあると思います」
-キャンプ中の練習での変化は。
「キュッとなって。質のある練習が、まあ前もあったんですけど、バッティングやってもダラダラ打つんじゃなくて、パッと打ってすぐ変わってみたいな。いい集中力を持って、1回打って1回外れて。そこで考え直してもう1回入るみたいな、頭の整理をする時間をもらえているのでありがたいなと思います」
-時間が短くなった。
「ちょっと短くなったと思いますね」
-オフには中日・岡林らと守備を練習。現在の取り組みは。
「今も全部続けているので。楽して捕らないとか。それもチカさんに守備うまくなったなって、ふとした時に言ってもらったので。それはうれしかったですね」
-意識しているところは。
「投げるところの体勢までしっかり作るのと、一歩目の早さ。楽して捕らない。自分のきれいなところで捕るっていう」
-これまでと意識は変わったか。
「それまでもあったと思うんですけど、意識が低かったと思うので、守備に対して。今は守備に対しても高く持てているのかなと思うので、あとは試合で結果を出せればなと思います」
-オフの自主トレから継続している点は。
「全体練習に入る前のウオーミングアップ、朝の時間を大事にするようにしました。基本的に(バットを)振ったりせずに体の可動域を出していい動きができるように、体の動かし方とかをすごくやるようになりました」
-やり始めて変化は。
「数字としては出ないけど振ってて振りやすい。投げてても投げやすいし、そうやって結果に出てるんで、そこは続けたいなと思います」
-以前はどのくらいウオーミングアップをしていたか。
「前は朝バッティングとかしてたりしてたんですけど、今は一切せずに、全体に入るための体つくりを1時間でするって感じですね。そこが一番変わったかなと思います」
-練習後の違い。
「練習後も基本打たないようにしてるので。全体練習でちゃんと出し切って、あとはウエートを1クールに1回くらい」
-打撃練習で心がけていることは。
「強く低く伸びる打球を打てるようにしています」
-イメージしているのはどんな打球か。
「弾丸ライナーで入ったらうれしいですね。弾丸ライナーでフェン直とか。僕はそっちの方がいいと思うので、バックスピンで伸びていく打球が理想です」
-バットが入る角度も変化をつけている。
「それを下半身でつけれるようにしています。手先で変化をつけたらおかしくなってしまうので、下半身で打球の角度をつけられるように」
-肉体改造は下半身も。
「もともと上半身が弱いなと思ったので、上半身の体幹とかを基本的にやって、ちょっと大きくなって、おのずと下半身もちゃんとついてきてって感じで、いい感じに連動してるのかなと思います」
-何キロになったか。
「元は88キロで、今は92キロですね」
-4キロは変わる。
「変わりますね」
-動きづらさは。
「負担がかかるんで、その分ケアをちゃんとしないといけないなって感じです」
-増量で打球も強くなった?
「それは感じます」
-打順はどこを打ちたい。
「何番でもいいです。本当にこだわりはないです」
-2番だったら出塁、6番だったらポイントゲッター。
「2番になったらケースバイケースで引っ張るなら引っ張るで自信はありますし、対応できる。6番だったらチャンスで回ってきたらうれしいですし、その時その時の仕事ってあると思うので、どこってこだわりはないです」
-ファーストミットを持参したが、どこでもやるぞっていう意識。
「まずはレフトを極めたいなと思っていて。昨年ある程度1軍でできたからこそ今年が大事だと思うので、死に物狂いでいきたいなと思います」
-外野争いも激しいがどこで勝つ。
「打たないと話にならないと思うので、まずは打ってあとは守備で変わったなって言われるようにしたいです」
-智弁学園の先輩・伊原と話は。
「伊原さんしゃべりますね」
-高校時代の話をするか。
「智弁のことはめっちゃしゃべりますね」
-どんな内容。
「あの時ああだったっすよね。ああいうルールあるっすよねみたいな」
-かぶってなくても共通の話題を。
「全部共通しています(笑)」
-覚えている話は。
「あんま言っちゃダメな話なんで(笑)智弁の名物的な話をしてて楽しいです」
-智弁の話が多いか。
「智弁が多いっすね。(村上)頌樹さんもいるので」
-プライベートで挑戦していることは。
「ないっすね。マジでないっすね。でも部屋をきれいにしようかなと思って。ちょっと汚かったので、引っ越すタイミングでいろいろ捨てたんで、次の寮ではきれいにしようかな思っています」
-物が多いのか。
「物が多いしバラつくし」
-何か集めているか。
「香水くらいです」
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