阪神・平田2軍監督 吉田義男さんからの教え 攻めの姿勢と強い阪神「若い選手に遺志を注入していく」
「阪神2軍春季キャンプ」(6日、具志川)
阪神の平田勝男2軍監督(65)が6日、具志川キャンプの練習後、取材に応じ、球団OBの吉田義男さんを追悼した。この日は全体練習前に選手や球団関係者ら約70人が黙とうをささげた。
85年の優勝時、監督だった吉田さんと正遊撃手を務めた平田2軍監督も関係は深い。「ほんとに寂しいというかね、残念な気持ちでいっぱい」と訃報を受けて率直な胸中を明かした。
吉田さんから学んだ教えがあるという。「攻めですよ。失敗を恐れずに次に立ち向かうこと。われわれが若い選手に吉田さんの遺志を注入していかなきゃいけない」。亡き恩師の“魂”を若虎に継承していく考えだ。
23年は同じく吉田さんの教え子である岡田前監督とともにヘッドコーチとしてリーグ優勝と日本一を果たした。「2年前に見せられたということは少しでも恩返しができたかな。やっぱり強いタイガースでないといけないということを若手に植え付けていきたい」と、結果で恩返しを果たすことを誓った。
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