阪神 育成出身の大砲候補が驚きの“変態弾” 鈍い打球音でうつむくも左翼席後方にズドン 13発柵越え 中継でも「これはすごい」
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
阪神の野口恭佑外野手が新外国人のヘルナンデスとランチ特打に臨み、助っ人顔負けのパワーを見せた。51スイングで13本の柵越えをマークし、12発の新戦力を上回った。
衝撃的なシーンもあった。鈍い打球音が響き、野口も思わず表情をゆがめてうつむいた。だが打球は左翼席最後方にズドン。ソフトバンク・柳田をほうふつとさせる“変態弾”にスカイAのキャンプ中継でも「これはすごい」と称された。ヘルナンデスも柵越えを連発し、解説の福本豊氏も「きょうはスカ当たりがなかった」と絶賛していた。
この日は右翼から左翼にかけて強烈な追い風が吹いていた。ただ柵越えだけでなく、逆方向にも鋭い打球を放っていた野口。22年度育成ドラフト1位で入団し、1年目の秋季キャンプで岡田前監督に「誰が見てもええやんか」と才能を見いだされて支配下登録を勝ち取ると、昨季は1軍で26試合に出場。プロ初安打、初打点をマークするなど飛躍を果たし、3年目の成長に期待がかかる。
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