阪神が4連敗 前半戦4位ターンが確定 延長十一回のバント処理で送球ミスが重なる 甲子園での広島戦6連敗は1961年以来

 「阪神0-1広島」(20日、甲子園球場)

 阪神が延長戦の末に敗れ4連敗。勝率5割に逆戻りし、前半戦の4位ターンが確定した。0-0の延長十一回、6番手の富田が先頭に四球。続く矢野の投前への犠打が一塁悪送球となり、三塁悪送球も重なって無死二、三塁のピンチに。敬遠四球で満塁となり、小園の中犠飛で先制点を許した。阪神が広島に甲子園で6連敗するのは1961年以来、63年ぶりでワーストタイ。

 先発は及川。初回2死から連打を浴びたが、上本を空振り三振に仕留めた。二回から五回は1四球だけで無安打。六回2死から野間に中前打を許し、二盗も成功されたが小園を二ゴロに抑えた。自己最長の6回を投げ、3安打無失点。自己最多87球の熱投だった。

 一方の打線は大瀬良に四回までパーフェクトに抑えられる。五回は1死から大山のチーム初安打と前川の右前打で一、二塁。先制の好機をつくったが、梅野が三ゴロ併殺打に倒れた。六回も1死一、二塁としたが、中野と森下が凡退。及川の先発初勝利はお預けとなった。

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