急失速で貯金ゼロの阪神 岡田監督は前向く「もうええやん。これでゼロ。明日から開幕するんやから」
「阪神1-4楽天」(6日、甲子園球場)
阪神は楽天に完敗で、貯金がなくなった。今季初の同一カード3連敗。甲子園での同一カード3連敗は岡田第2次政権では初となった。5月25日に今季最多の貯金7としていたが、12日間でゼロになった。甲子園での6連敗は、1分けを挟んで8連敗の18年以来。屈辱的な数字が並んだ。
試合後、岡田監督は「もうええやん。(貯金)ゼロになったから。明日から開幕するんやから」と、前を向いた。2軍からの昇格については「終わったばかりなんやから、そんなん分からんやん」とし、「明日から開幕や言うてるやん。みんな毎日切り替えてやろうとしてるんやから」と強調した。
試合は初回に先発の西勇が先頭の小郷に四球を与えると、1死二、三塁から鈴木大に先制の2点適時打を浴びた。四回には自らのダブルエラーで追加点を献上。さらに、投手の藤井聖にプロ初安打の適時打を許した。
打線は三回1死三塁から西勇が適時打。ただ、野手は奮起できず、4安打でわずか1点止まり。14試合連続の4得点以下となった。
今季最多の4万2625人が詰めかけたが、まだ本拠地で6月初勝利を挙げられていない。