阪神・ビーズリー “ミスターゼロ”6回0封2勝目!2軍から40イニング連続 「トゴー?すごいけどゼロが並べば同じ」

 「阪神3-0巨人」(25日、甲子園球場)

 今季2度目の先発となる阪神のジェレミー・ビーズリー投手が前夜の悪夢を吹き飛ばす来日最長6回を快投。チームの今季9度目完封へ先陣を切り、“ミスターゼロ”として2勝目を挙げた。

 「前回よりは緊張してなかったので、初回から落ち着いて自分の投球に集中できた。トゴー?ノーヒットノーランはすごいけどスコアボードにゼロが並べば、同じゼロはゼロだからね」

 初回は先頭の丸に安打を許したが坂本を空振り三振、吉川を二ゴロ、最後も岡本和を見逃し三振に。立ち上がりは「カウントとボールが悪かった」というが、カットボールを勝負球にして調子を上げていった。「その日その日でいいボールは違うけど、慌てずにカットボールを投げ切れたのは自信になったね」。さらに持ち球の中で一番変化するため扱いが難しいというスライダーで、六回には吉川と岡本和を2者連続空振り三振に斬った。わずかな日々の違いを見極め、安定感のある投球を披露した。

 2軍戦から続く連続無失点イニングを「40」に伸ばし、「無失点を続けるのはうれしいけど、一番はチームが勝つこと」と勝利を喜んだ。「いつも同じルーティン、いつも通りを心がけてうまくいってるから、こういう結果につながったのかな」。3安打無失点、7奪三振の好投で、巨人戦は昨季から4試合、計12回2/3を無失点。頼もしいGキラーの誕生だ。

 18日のヤクルト戦で今季初勝利を挙げ、「120球でも何球でも岡田監督に許していただける限りは投げ続けたい」とローテ定着へ闘志を燃やしていた右腕。昨季よりたくましくなったひげは、この日も応援に駆けつけた愛する妻の“お気に入り”だという。2つ目のウイニングボールもプレゼントし、「勝ち続ければ伸ばしていくよ」。日々ボリュームアップしていくひげとともに勝利数も伸ばしていく。

 ◆阪神・安藤投手コーチ(06年のノーヒットノーラン翌日に先発し、7回2/3無失点で勝利投手)「僕が思い出してもしょうがないけど、ビーズリーが本当にいいピッチングしてくれたんじゃないですかね」

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