阪神 佐藤輝に和田2軍監督「ドロンコになって。やるしかない」名古屋、静岡に帯同予定
「2軍交流試合、阪神8-6マツゲン箕島硬式野球部」(15日、鳴尾浜球場)
阪神2軍は「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」からの復活を目指す育成・高橋が先発。復帰後最長の2回を1安打無失点に抑え、最速148キロも記録した。
百崎は右肩痛から復帰後初のスタメン出場。「1番・二塁」でフル出場し、復帰後初安打を含む2打数1安打3打点と躍動し、「(一本出たことで)ちょっと楽に打席に入れるようになった」と話した。
この日から2軍降格となった佐藤輝は試合には出場せず、特守を行い、289球をさばいた。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-高橋は順調に来ている。
「1イニングを3回投げて。次の段階っていうことで。明日の様子を見て、またイニングなり、球数なり、少しずつ増えていくかな」
ー真っすぐの強さも出てきている。
「ずっと良かったからね。今マックスではないのは確かなんだけど。もう最初の登板からしっかり腕は振れてるし。あいつの中では、その日によってね、ちょっとキレだったり球の伸び、微妙なところが違うのかもしれないけど、見てる分には、そんなに投げるたびに違うっていうようなね、良くはなってるし。腕が振れてるっていうのが一番だよね。今日なんかもう完全に真っすぐ中心に、あえてそうしたんだろうし。その中で、変化球でもいつでもストライク取れるし。それプラス、テンポがいいから彼の場合は。守ってる方が守りやすいと思うよね」
-次は3回とか。
「そこを3にするのか、球数で行くのか。もしくは、もう一回2イニングをやらすのか。下がることはないわ。明日の様子を見てだけどね」
-百崎は復帰後初スタメンで最後まで。もう問題ない。
「今日でまだ故障者に入ってるんだよ、現時点ではね。今日、イニングをしっかり守れたんで、もう明日何にもなければ、普通のレベルというか、他のみんなと同じ練習試合に入っていける段階までやっと来たなという感じかな」
-しっかりバット振れていた。
「選ぶところは選んでね、ヒットも打って。ゲームに入ると、いいところと悪いところとね、両方出たと思うんだけど。これから場数というかね、しっかり数多く打席立って、しっかり守って、塁に出てっていうことをしないと。まだまだ今日のを見ていると、ヒットは打つけど、応用が利かないというかね。これは経験だと思うんでね。これからどんどん積み上げていかないといけないよね」
-背中に送球が当たるシーンもあったが、特に問題はなかった。
「打撲というか。うん、当たっての痛みなので。それでベースから離れてるようじゃあかんのやけどね。そういうところも含めて、まだまだ勉強していかないといけないことがたくさんある。背中は大丈夫」
-佐藤輝は名古屋、静岡に帯同する。
「もちろん、試合に出ながら状態を上げていくとね。もう一回こう立て直しというか、もうやるしかないんでね」
-守備じゃなくて打撃も含めて。
「もちろんそう。本人の中ではね、いろいろなことがうまくいかないでね、しんどいんだろうけどね。やっぱそんなこと言ってられないので、もうこっち来たら、若い選手と一緒に汗かいて、ドロンコになってね、もう何回も言うけどやるしかない」
-1軍からはそういう要望が。
「今言ったことだよね。これだけじゃなくて、技術も含めてね、もう本当いろんな面で、もう一回自分を見つめ直して。もう一回再スタートを切る。こっちはこっちで、一日でも早くいい状態にして返してやれるように。本当に戦いだよね」
-最短昇格よりある程度結果が出てから。
「今回はもう期限はついてないので。もちろんそんな中で状態さえ上がればね。そりゃやっぱり、それなりの選手なんでね。一日でも早く戻してやれるようにね。ただ、いつまでということではないということ」
-今日の特守は和田監督の方から。
「そこも聞かれたと思ったけど、もうここに来たらもうやるしかないんでね。黙ってて良くなるわけじゃないんでね。そういう気持ちであいつもこっちに来たと思うしね。実際のところはもうゲーム中だったんで見られてないけど。そういう姿勢が多分出てたと思うしね。(田中)秀太(2軍内野守備走塁コーチ)からもそういう風に聞いてるからね」
-いい期間にしてほしい。
「もちろんそうだよ。こっちの若い選手の見本になるくらいの動きをしてほしい」