阪神・佐藤輝 雨天中止で打撃見直し、水口コーチ助言&マンツーマン指導 今季初スタメン落ちから巻き返す

 「広島(降雨中止)阪神」(29日、マツダスタジアム)

 打撃フォームを確認するように、丁寧にバットを振った。マツダスタジアムに隣接する室内練習場でティー打撃、フリー打撃を行った阪神・佐藤輝明内野手(25)。「状態は悪くないので、頑張ります」。復調へのきっかけをつかむために汗を流した。

 練習中にはバットを手に、室内練習場の奥に向かった。水口打撃コーチから身ぶり手ぶりの助言を受けながら、スイングを繰り返す。約20分間のマンツーマン指導。「いろんな話をしました。そんなに悪いということもないし、まだまだシーズンも長いですから。頑張ってもらいましょう」と同コーチは奮起に期待した。

 佐藤輝は28日のヤクルト戦(甲子園)で23年8月17日・広島戦以来のスタメン落ち。八回2死二塁で代打として出場したが、左腕・長谷川のボール球のチェンジアップで空振り三振に倒れた。

 出口の見えないトンネルに迷い込んでいる。21日の中日戦(甲子園)では決勝の3号3ランを放ち復調の兆しかと思われた。だが、その後の2試合で10打数無安打7三振と振るわず。ここまで26試合に出場し、打率・186、3本塁打、14打点で、37三振は両リーグワーストだ。

 この日の試合が雨天中止となったことで、打撃フォームを見直す時間ができた。30日の広島先発は床田。昨季は7打数4安打で打率・571、2本塁打と好成績を残した。「しっかり対策して臨みたい」。得意とする左腕を相手に本来の感覚を呼び起こす。

 岡田監督は28日のヤクルト戦後、「はい上がるって、ゲームで打つことですよ。簡単ですよ。ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいい」とストライクとボールの見極めを求めた。

 指揮官の期待に応えて若き主砲が力を発揮すれば、打線に厚みも増す。首位を走るチームの勢いをさらに加速させるためにも、佐藤輝の復調が待たれる。

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