「ウエスタン、くふうハヤテ２－１阪神」（２１日、ちゅ～るスタジアム清水）

　想像もしなかった週末となった。阪神は今季からウエスタン・リーグに参戦したくふうハヤテにまさかの３連戦３連敗。単独最下位に転落した。

　和田２軍監督は「走者をかえせていないから苦しくなる。その分、投手も重い雰囲気の中で投げてしまっている」と３連戦で計７得点に終わった打線の決定打不足を嘆いた。

　あと一本が出なかった。ＢＣリーグ出身の相手先発・二宮に完投を許し、安打はわずか３本。チャンスがなかったわけではない。２点を追う五回。四死球と栄枝の右前打で無死満塁とした。しかし、戸井は捕邪飛。福島が右犠飛を放ったが、続く高寺が左飛に倒れて１得点で終わった。八、九回も三塁に走者を置いたが本塁が遠かった。

　２失点でしのいだ投手陣を打線が援護できない悪循環。和田監督は「やっぱり今日どうしても勝たないといけない試合の中で勝ちきれないっていうところがね。もう一段階レベルを上げていかないと。いい糧にしないといけないんでね」とチーム全体に奮起を促した。