阪神の小幡が好走塁の要因を明かす「藤本さんを信じて走りました」同点劇に2人のコーチの的確な指示

 8回、近本の2点適時内野安打で生還しナインの祝福を受ける代走・小幡(撮影・立川洋一郎)
 8回、同点適時内野安打を放ち一塁へ駆け込む近本(撮影・山口登)
 8回、生還した小幡を迎える佐藤輝ら阪神ナイン(撮影・山口登)
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 「中日2-2阪神」(12日、バンテリンドーム)

 阪神は首位の中日と引き分けた。今季初のドロー。先発・柳からは2安打しか打てなかったが、八回に木浪や小幡の好走塁も光り、同点に追いついた。

 2点を追う八回だった。相手投手が勝野に代わる。1死から糸原が12球投げさせて四球で出塁。木浪も左前打でつないだ。続く代打・ノイジーの大きな左飛で一走の木浪も二塁へタッチアップ。二塁を陥れた。

 「行くしかないって思ってました。筒井コーチも『行け』って言ってますし、自分も行こうと思った。コーチャーの声と自分で行くって気持ちで行けたことが、ああいう点につながったと思うので良かったです」

 木浪は中継が二塁ではなく三塁へつないでいたことを確認していた。筒井外野守備走塁コーチもGOの指示を出し、好走塁につなげた。

 2死二、三塁となり、近本は一、二塁間にゴロを放つ。快足を飛ばし、一塁はセーフ。さらに、二塁・田中の送球が高くなった。送球が一塁ファウルゾーンへ転がる間に二走の代走・小幡は同点のホームイン。小幡は躊躇なく、本塁へ突入していた。

 「壮さん(筒井コーチ)からの指示もありました。リードはなるべく大きくとって、打った瞬間に藤本さん(三塁ランナーコーチ)が回してくれていた。スピードを緩めることなく走ることができました」

 二塁からの進塁で打球の行方はわかっていなかったという。「ライト前に抜けてんのかな。ポロったのかなという意識の中で想定して」と激走。「藤本さんを信じて走りました」と最後はコーチの指示で貴重な2点目をたたき出した。

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