阪神・村上「バッターに攻めていくところを見てほしい」去年通り投げればいける自信

 登板に向け調整する村上(撮影・山口登)
 キャッチボールする村上(撮影・山口登)
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 阪神の村上頌樹投手(25)が25日までにデイリースポーツのインタビューに応じて、負けないイニングイーターとなって貯金を量産し、球団初の連覇に貢献することを誓った。自身初の開幕ローテをつかんで、シーズン初登板はホーム開幕戦の4月2日・DeNA戦(京セラドーム)の見込み。虎党と歓喜を共有するために、抜かりなく準備を進めている。

  ◇  ◇

 -どのタイミングでシーズンへのスイッチが入りそうか。

 「次の登板(26日・ウエスタン、オリックス戦予定)か、開幕してからですかね。次の登板を終えてシーズンという感じ。そこまで高ぶりは来てないですけど、やっとこうかなって感じはします」

 -今季はMVPの肩書を背負う。

 「自分が去年MVPを獲ったからという気持ちはあまりないので。去年は去年ですし。すごいピッチャーがたくさんいますし、負けないように。周りはそういう目で見てくれるかもしれませんが、自分はそういうふうに思ってないので、また一からの気持ちでやってます」

 -ファンの高い期待を受け止めつつ。

 「応援していただけるのはうれしいことですし、それをしっかり力に変えられるように。皆さんがそう見てくれても、自分はそう思ってないですし、誰がエースと言われてもおかしくないピッチャー陣なので。自分は任されたところをしっかり投げられるように。任された試合でイニングをたくさん投げて勝てるようにと思ってるので」

 -1年で立場が変わった。去年の今頃はどういう気持ちだった。

 「去年は何が何でも1軍にしがみつくという気持ちでいて。開幕ローテーションは厳しいなと思ったので、なんとか負けのロングからでいいから、そこからはい上がれるようにというところで。1軍にいるのといないのでは全然違うと思ったので。1軍の試合を見る、雰囲気を経験するのが大事だと思ったので、なんとか1軍にしがみつくという思いでいました」

 -“ブレーク2年目のジンクス”にハマらないために。

 「去年のあのピッチングだったから抑えられたというのもあるので、何かを大きく変えようと思ってないですし。去年調子良かった人が悪くなる可能性もありますし、その逆もありますし。やってみないと分からないので、とりあえず自分のピッチングがしっかりできるように、自分の球を投げたいと思ってるので、そこだけです」

 -研究されたとしても自分の球を貫く。

 「慌てないように自分の土台はしっかりしてるようにしたいので。あんまり逃げ逃げという感じにはならないですし、去年通り投げればいけるというのもあるので、そういうのは自信にしてやっていきたいと思います」

 -ファンに今季見てほしい部分は。

 「バッターに攻めていくところを見てほしいなと思うので。やっぱ強打者になればなるほど、自分は楽しんで投げれるので、そういうところを見てほしいなと。どんどんストライクゾーンに投げ込む姿を見てほしいと思います」

 ◆村上 頌樹(むらかみ・しょうき)1998年6月25日生まれ、25歳。兵庫県出身。175センチ、82キロ。右投げ左打ち。投手。智弁学園、東洋大を経て20年度ドラフト5位で阪神入団。23年は最優秀防御率のタイトルを獲得するなど大ブレークしてリーグ優勝&日本一に貢献。セ・リーグMVPと新人王をダブル受賞した。

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