阪神・大竹 次回登板では満開投球に 5回2失点〝七分咲き〟も岡田監督「四、五(回)はよかったよ」

 「オープン戦、中日4-3阪神」(16日、バンテリンドーム)

 イニングが進むごとに、修正していった。開幕ローテ候補の阪神・大竹耕太郎投手(28)が今季初先発で5回を投げ、5安打2失点。10日ぶり2度目の実戦登板で、明確な課題を見つけた。

 「しっかり外の低めに強い真っすぐを投げることをもう一回見直して。前半よりも後半のほうができたと思うので。球の威力だったり、精度だったり。その辺を突き詰めてやっていきたい」

 初回は三者凡退に抑えたが、1点リードの二回だ。2死から石川昂に初球、チェンジアップが低めに外れてボール。続けて同じ球種を投じたが、完璧にタイミングを合わされて左翼席へ同点弾を被弾した。

 制球力、球威ともにまだ本調子ではなかった。同点の三回は、先頭の三好に一塁線を破る二塁打を運ばれるなど、1死三塁のピンチを背負う。迎えた3番・細川には、カウント2-2からチェンジアップのサインに首を振り、直球を選択。「ちょっと甘く入ってしまいました」と、内角に投げ切れず右前に適時打を許して勝ち越された。

 三回以降は直球を軸に変化球を効果的に使用。四、五回は無安打に抑えて試合を作った。岡田監督は「(序盤は)コントロールが悪いし。高めばっかりいくしな。四、五(回)はよかったよ。リズムもテンポもやっとよくなってきた感じやな」と評価した。

 今年1月に左肩のガングリオン(良性腫瘍)を除去して調整が遅れた左腕。「試合の中で投げていく体力は(ブルペンと)同じじゃない。それはもう、試合を投げていく中で慣れていく。次の登板はさらにもう1段階、難なく投げられるように」と出力を上げていく。

 現状、開幕2戦目の先発が濃厚だが、岡田監督は「予備1番手が門別」と同じ左腕がスタンバイする。最終決断は登板予定の22日からのオリックス3連戦(京セラ)での登板だ。「もちろんその(開幕を万全の状態で迎える)つもりでやってます」と大竹。調整を進め、快投で締める。

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