阪神・岡田監督 佐藤輝へ「今年が野球人生の中では一番大事な1年」第2クールまでは「まあ、順調違うんかな」

 「阪神春季キャンプ」(8日、宜野座)

 阪神・岡田彰布監督(66)が第2クールを総括した。佐藤輝明内野手(24)について、ここまでは「順調違うんかな」と評価した上で「今年が一番これから先の野球人生の中では大事な1年。カーンっていってしまうか、ずっとホームラン20本くらいで終わってしまう選手なのか」と今シーズンの飛躍を期待した。

 以下、岡田監督との一問一答。

 -11日の紅白戦は打順立候補制。10日の朝食会場に来た選手順に希望を聞くのか。

 「いやいや、ちょっと考えてるんや。明日休みやから、いっぺんに集まることがないからな。朝の朝食会場にでも貼っといたろうかなと。おれはいつも遅いからな。いつも最後やからな、会場へ行くのは。誰がそんなに早く飯を食うのか、俺もしらんしな」

 -昨日帰ってからも考えたのか。

 「そうや。だいたいもうメンバーは考えたけどな。ポジションのメンバーな。紅白関係なしでな。あと2イニングずつで残りも2軍から、ショートも2人おるしな。高校生な。木浪、小幡の次に守るのがな。まだわからへんで、最終、煮詰めなあかん。うまい方法がなんかないかなと」

 -門別は先発か。

 「門別と茨木かな、おーん」

 -何イニングくらい。

 「2イニング、2イニング。2イニングと1イニングばっかりや。最初(11日)は9回やけど全部こっち(1軍)のピッチャーやからな」

 -同級生2人。監督の意図を感じる。

 「いやいや、あれは安藤が考えて、そうなってたよ、門別と茨木になってた、先発はな」

 -いい刺激になりそう。

 「そら、なるやろな、おーん。今日あれ茨木良かったで、最後な。昨日の鈴木もそうやけど、ピッチャーって自分がボールいってる時は長いこと投げよんな、やっぱりな(笑)。いつも言うてるやろ、ええ投げ方してるやつは疲れないから球数多く投げられるいうてな。そういうことやろな、結局な。いつラスト言いよるかなと思とったけど、なかなか言わんかった(笑)」

 -椎葉も11日に登板するか。

 「みんな投げる。投げる投げる。5、6人以外全部投げるんちゃうか。こっちにいてるメンバーはな」

 -茨木も門別と同じくいいものを見せている。

 「いやいや、まあなあ、門別はちょっとな、一枚抜けたかなと思たけど、おんなじ同級生でな、おーん、キャッチボール相手でもと思とったけど最初はな、そんな軽い気持ちやったけど、そんなキャッチボール相手だけではなくなってきてるよな、力つけてな。一番年下やからな、気使うやろうし、初めての1軍キャンプとかなったらな。そういうんじゃ全然なくなってしもうたな(笑)」

 -茨木の投手としての魅力は。

 「いやいや、そらボール力あるしな。まあ高卒1年終わったばかりやからな。茨木はやっぱりコントロールええよな。ばらつきがないよ、ほんとに。変化球もあれ、スライダーもカーブもいいしな。変化球もある程度キャッチャー構えたところに投げるしな」

 -ノイジーは大事をとっての判断か。

 「おーん、なんかバッティングで肘が痛い言うとったな。今日もなんかここでやってた時な、肘がこうやった時にやった。無理する必要ないし。投げるのは大丈夫なん、投げとる、バッティングの方が肘痛いってなんか言うとったよ。無理せんでええよって」

 -第3クールからは普通にできるか。

 「ちょっと分からんけどな、おーん。別に紅白も無理する必要ないからな。いっぱい出るやつおるからな、外野(笑)。DHにしとったんやけどな、ミエちゃんと2人はな、DHでええわ言うて。それはちょっとメンバー分からへん」

 -中川が足を痛めた。

 「おーん、この間もつったやろ、ここでな。あれやろ、台湾の時にな、だからおんなじとこみたいやな。そんなたいしたことない、病院行ったらたいしたことなかったみたいやけど、ちょっとしんどいわな。何日間でおんなじとこ2回もな、足つったりしてるからな。元々やったとこやろ、台湾でな。それで帰ってきたからな」

 -捕手は2軍から上げるか。

 「いやいや、それはもう次は入れ替えるよ。今お前、栄枝上げたらキャッチャーおれへんやん。長坂もひじ、キャッチャーあかんなるやん。キャッチャーばっかりけがで。そら今上げたら2軍で受けるのがいてないようなるやん。1人なってしまうやん(笑い)。もう1クールはちょっと置いとくよ。こっちに紅白とか来さすけど。そら来るけどな。それであと2軍の方もピッチャーな、結構投げれるピッチャー多いからな。まわれへんようなるやんな、キャッチャーな」

 -中川は大阪に帰るのではなく、こっちに。

 「こっちにおるよ。捕れるくらい捕って、投げるのだけな、誰かに投げてもうたらええやん。ちょっとキャッチャーがな、正直言ったらきついよな。ピッチャーの方が元気で投げれるピッチャーが多いからな」

 -序盤から無理をしたらだめ。

 「いつも言うとったけど、第2クールが一番けがとか多い。第2クールな。最初のクールが終わってちょっと一安心というかな、一安心じゃないんだけど、慣れもあるしな。最初は緊張感もあってちょっとな、久しぶりのユニホームのキャンプで第1クールよりも第2クールの方がまあ、けが人じゃなしにどっかが張ったとかそういうのが多いよな。それはもうずーっとやな」

 -選手時代は紅白戦の方が楽と。この時期は練習で追い込むと。

 「それはそうやん、そんなもん。紅白、楽やで。半分座っとるやん、そやろ?そんなもんお前3時間やったら1時間半座っとるんやから。楽やんか。そういう意味で楽やで、はっきり言って。そらずっと練習で動いてるほうがしんどいやん」

 -今日は体幹メニューもあって選手を追い込めてる。

 「あれは練習の最後にやる競技やったやん、今日の。雨やったら一緒にキャッチボールできひんからな、ピッチャーとな」

 -じゃんけんは強い方がいい。

 「弱い方がやらんでええって言うといた。それもつらいな、なんかな。なんでやろ。なんで弱い方がやらんでええんやろ(笑い)。意味分かってないのもおったけど」

 -追い込むと言えば佐藤輝は鳥谷氏とつきっきりで追い込めた。

 「そうやな。いやお前、グラウンド悪いからドームでやってると思ってきたら向こうでやってる言うからな。向こうは人いっぱい言うから、お前そんな。行ってな。新聞のネタを売る必要もないし(笑い)」

 -佐藤輝は順調か。打撃も。

 「まあ、順調違うんかな。でも去年よりはだいぶバット振っとるよな。それはな」

 -ちゃんと作ってきているか。

 「まあしかし、俺は今年が一番これから先の野球人生の中では大事な1年と思うよ。今年がな。カーンっていってしまうか。ずっとホームラン20本くらいで終わってしまう選手なのか」

 -練習できる体力がついてきたのか。

 「だからバットをよう振ってる言うてるやん。だって去年の秋見てみいよ」

 -守りの上達もあるか。

 「上達というかな。だからそんな華麗に守るとか、そういうのが上達じゃないんよ。アウトにできるボールをアウトにする。普通のプレーでええわけやから。それがどこまで上達かという意味合いでは難しいけどな。そういうことやん。アウトにできるのを確実にアウトにしてくれる。それでええわけやからな。それで、華麗に守備をせいとは一切言うてないからな。でも、何で評価するんよ。エラーが少なくなったらうまくなっていると思うやろ。それしかないやんか。結果的にな。そういうことやん。うまなったな~言うて、去年よりエラーしとったら一緒やんか。だから、確実にアウトにできることをアウトになったで。それが普通やんか。普通になってくれたらええ。だからな。ファインプレーはいらんよ。ヒットはヒットでしゃーない。だからアウトにできるボールは、送球ミスとかな。こっちでミスしてしまうのはあかんいうことやからな」

 -紅白戦で選手の心理を理解できればいいか。

 「まだ何も理解できないよ(笑)。あんまり新聞に書かれすぎたら逆にきよるかも分からんやんか。そういうことやんか(笑)でもまあな4番打ちたい奴もおるかも分からんな。野球人生で一回も打ったことない奴もおるやろ。一回くらいらお前な。自分でいってもええやろ」

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