阪神・岡田監督が紅白戦で仰天プラン〝打順立候補せえ〟 先着順で決定「選手の気持ち分かるやないか」

 打撃練習を見守りながら笑顔を見せる岡田監督(撮影・立川洋一郎)
 ミエセスの短いバットを使ってティー打撃をする佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
 ロングティーをして声を張り上げる森下(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)

 阪神の岡田彰布監督(66)が7日、第3クールの11、12日に実施される1、2軍合同紅白戦で、野手の打順を先着順の立候補制とする考えを明かした。「選手の気持ちも分かるような気がするやんか」と狙いを説明。「やるかどうか分からんけど」と笑ったが、岡田流の仰天プランは実行されるのか-。

 注目の今季初実戦に向けて岡田監督が驚くべきプランを披露した。

 「(宿舎の)食堂に貼ったろかなと思ったけど。ちょっと考えとったんやけどな。好きな打順のところに名前を書けと」

 紅白戦の打順を問われた指揮官は、いたずらっぽい笑みを浮かべて、あっけにとられる報道陣を見渡した。

 昨年には日本ハムの新庄監督が福引などで使う“ガラポン”で打順を決めたこともあったが「違うやん、自分でエントリーするいうことやん。早いもん勝ちでな」と先着順の立候補制で打順を募る方法をとるという。

 当初は「打順なんかどうでもええで」と水口打撃コーチに一任するとしていたが、打撃練習を見守りながら「こんなんも面白いな思ってな」と考えが一変した。

 狙いは選手の心理状態の把握だ。「選手の気持ちが分かるやないか。どんな気持ちでおるんかな。4番打ちたいやつもおるか分からへんやん。これから一生、4番なんてないやつが(笑)」。どの打順を選択するかで、選手の心の内を垣間見ることができると考える。

 登板見込みの投手陣は既に安藤投手コーチが決定しており、門別が紅白いずれかのチームで先発予定だという。「ピッチャー先に書いとくんよ。決まっているから」とした上で、「こいつ、門別打つの嫌やから自分とこのチームに入れたなとか。佐藤(輝)が門別に当たるように名前書いたらの『おお、こいつ門別打ちにいっとるんや』とか分かるやんか、左対左でな。そういう心理を一つ知るのも面白いかもな」とニヤリと笑った。

 指揮官の考えを伝え聞いた佐藤輝は「1番」と冗談めかしながら、「またピッチャーを見てから決めます」と語り、森下は1番と3番を選択。昨季プロ初本塁打を放った打順でもある1番については「ランナーがいないんで、やりたいバッティングができる」。3番は「得点圏でかえせる率も高くなる。上位で打ちたいんで」と頭を悩ませた。

 打席は一人2打席に限定される予定。指揮官への重要なアピールの場となるが「初めての紅白戦で、別にそこで結果が出たからどうという問題ではないんよ」と結果をそれほど重視しないとした。「まだちょっと考えとっただけやけどな。やるかどうか分からんけど」と笑ったが、仰天のプランが実行に移されるか否か、紅白戦まで目が離せない。

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