阪神2軍 ドラ5・石黒 仕上がり抜群 和田2軍監督が高評価「一番早い」
「阪神2軍春季キャンプ」(1日、具志川)
抜群の仕上がりを見せた。阪神のドラフト5位・石黒佑弥投手(22)=JR西日本=が初日からブルペン入り。首脳陣から絶賛された。「65球でお願いします!」と投げる前に宣言。初球からキレ味抜群の直球を投じ、カーブ、カットボールの感覚も確かめながら、宣言通りの65球を投げきった。
見守った和田2軍監督は「石黒が(仕上がりが)一番早いかなと。元々、まとまったピッチャーで、きょうもほとんど低めに集まって。強い球投げて、変化球もキレていた」と評価。「実戦に入ってくのも早いんじゃないかな」とも話した。福原2軍投手コーチも「よかったですね。ある程度ボールをコントロールできそうかなという印象」と称賛した。
ただ、当の本人は「ちょっと気合入れすぎたな」と反省。「感覚的にはまだあんまりきてないので。もうちょっといい感覚を出せたら」と伸びしろを感じさせた。11、12日の紅白戦に照準を定め、ブルペンにも積極的に入る考え。「チャンスが来た時にしっかり力が発揮できるように」と1軍キャンプを目指し、貪欲にアピールしていく。