阪神 佐藤輝に奮起促す厳しい言葉 「どれだけの覚悟で来ているか」馬場コーチが昨季三塁20失策に本音こぼす

 阪神の馬場敏史内野守備走塁コーチ(58)が31日、佐藤輝明内野手(24)に守備改革を求めた。「打つことばっかりじゃあね。しっかり守っていかないとね」。沖縄へ向かう飛行機へと乗る前から、あえて厳しい言葉で奮起を促した。

 岡田監督も今オフに佐藤輝の守備力向上を要求。同コーチも考えは一緒だった。「数を受けるしかないでしょうね。本人がどれだけの覚悟で来ているかですよね」。居残り特守がメインとなりそうだが、やらされる練習では意味がない。

 米国のドライブラインでは打撃改革に着手。どうしても、打撃の話が先行しているが「守備も改造してくれよ」と苦笑いしながら、本音をこぼした。昨季は三塁で20失策を記録。「三塁で20はちょっと多い。監督も1年は見てくれたけど、2年目はどうかわからない」。小野寺が三塁を練習するなど、ライバルも出てきた。レギュラーをつかむには、打つだけではいけない。

 技術的な改善点は構えから。横を向く癖があることで三塁線が弱点となる。「逆シングルは基本ですから」。スライディングをする場面も目立ったが、足を動かすことで基本の動きにつながるという。

 言葉に熱がこもるのは期待の表れでもある。ポテンシャルの高さは誰しもが理解している。「やるだけやってみます」。どっしりとした三塁手に育てるため、泥だらけの1カ月が幕を開けそうだ。

 ◆佐藤輝の三塁守備 佐藤輝の2023年シーズンでの三塁守備失策数は20。ヤクルト・村上の22失策に次ぐ2番目に多い数字だった。また、昨年の佐藤輝は129試合で三塁守備に就き守備率.938。規定試合出場数以上のセ・リーグ三塁手ではDeNA・宮崎の守備率.964が最も好成績。次いで佐藤輝、村上(.937)、中日・石川(.931)だった。

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